2004年10月21日

Day96 中国人ツアーに同乗

今日は石窟寺院のある石宝山に行く。ネットで調べたところでは、石宝山にはいくつか見所が点在していて、入口から石窟のある石鐘寺までは12kmもあるらしい。つまり、歩いて回れるところではないということだ。公共の交通機関はなく、普通は車を手配するかツアーに参加するようだ。しかし、この一人旅低予算バックパッカーが車を貸切るのはムリだ。どうしようか考えたが、結局、片道は歩くの覚悟で通った車を何とか停めて石鐘寺まで行くことにした。非常に運まかせなやり方だが、運の強さにはかなり自信がある。「たぶんオーライ、それでここまで来たんです~♪」って感じ。
まずは、朝食をとって乗合タクシー停車場へ。あるドライバーが石宝山に行くのか?包車(貸切)しないか?と聞いてきたので、一応交渉片道でいいからいくら?と聞くと80元との回答。ダメだこりゃ。不要、不要と言うと、いくらならいいんだと聞くので、正直に15元と言うと嘲笑された。むかつくオヤジだ。
とりあえず普通に乗合で石宝山分岐点まで行く。甸南までの半分くらいの所だが4元を要求される。何で5元の距離の半分地点なのに4元なんだ?と主張するが、そういうものだ、他の者にも聞いてみろ、とドライバー。しかも他の乗客も4元だというので仕方がない。釈然としないが、勝手にそういう都合のいい料金設定にしているのだろう。
さて、石宝山への分岐点から入口までも結構距離があるようで、門も見えない。先が思いやられる。長距離歩行を覚悟してGPSをONにして歩き始める。と、一台の乗合タクシーらしい車が後ろから来たので早速停めようとするが、ダメダメのサイン。しかし、ちょっと先で停まってくれ、手招きされたので行ってみる。貸切だが、席が1つ空いているので乗せてもいいと言ってくれたようだ。乗っていたのは成都から来た年寄り8人グループだった。8人いれば法外な料金を請求されることはないだろう。お礼を言って乗り込む。車内でどこから来たのか、何をしてるのか等ありきたりの質問をいくつか受けたが、もともと他人に無関心な中国人らしく基本的にほっといてくれたので、僕的には気楽だった。特に確認もしなかったが、車は当然のように入口で停まり入場券を買って石鐘山へ向け山道を登っていく。
30分くらいで石鐘山到着。ドライバーに10元を要求された。ま、妥当なところか。おじさんの一人がついて来いみたいなことを言ってくれたので、このグループと一緒に行動することにする。このグループについていれば帰りの足も問題ないだろう。
ここの石窟のことは最近ネットで知ったばかりだったが、「北の敦煌、南の石宝山」などと勝手にキャッチフレーズがつけられていた。そういえば、敦煌の石窟ってどんなんだっけと記憶を辿ったが、巨大な石仏と壁画の印象しか残っていない。わずか数年前のことなのに人間の記憶ってほんとあてにならないもんだ(もしかして、こんなに忘れっぽいのは俺だけ?)。
石窟の像は10体くらいあったが、残念ながら全て撮影禁止。数は少ないものの保存状態はよく、思っていたより精緻な仏像が多かった。中には女性器を彫ったものもあり、そのまんまの形の石彫を見つめるのは少し気恥ずかしかった。今では当然石彫に触れられないようになっているが、昔から大勢の人が触っていたらしくそこはテカテカに光っていた。信仰の対象として触っていたのか男の本能で触っていたのかは不明(笑)。
石窟見物自体は30分ほどで終了。この近くにまだ2つほど石窟があるはずだが、このグループは訪問しなかった。せっかくなので見てみたかったが仕方がない。続いて、宝相寺を訪問。ここは崖にお堂や仏像がいくつかあり、それらを回って見ることができる。寺までにはかなり長い石段があり、年寄りグループはゆっくり登っていくので僕は先に行かせてもらう。この寺も現在改修中のうえ、仏像もいかにも新しくちょっと興醒めだったがユニークなものには違いない。
宝相寺見学を終え、食事。飯食うだろ?と誘われるまま一緒に昼食。ドライバーも含め10人で10皿くらいでてきた。どれもとても美味い。特に鶏丸ごと入った鍋が美味かった。鶏冠も煮詰めればゼラチン状になって食べれるんだなぁ。中華はやっぱりたくさんの皿を皆でつついて食べるものだ。皆どんどん勧めてくれるので、超満腹になるまで食べてしまった。10元払ったら、2元お釣りをくれた。一人8元で割り勘ということらしい、そうしてもらったほうが気を遣わなくていい。
石宝山を出て剣川に行くのかと聞いたら、彼らも沙渓へ行くというので、そのまま村まで乗せてもらいあっさりとじゃあねって感じで別れた。僕はちゃんと感謝の気持ちを伝えたかったのだが…非常にドライな別れだった。運転手だけがしっかり帰りの分といって10元請求してきた(笑)。
石窟よりも、中国人と一緒に観光をしたことの方が強く心に残る一日だった。やっぱり僕の運は強いみたいだ。

↓宝相寺と崖に置かれた仏像
宝相寺.JPG

Posted by kimkatsu at 2004年10月21日 14:12 | トラックバック
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