2004年10月28日

Day103 桃源郷は寒かった

10時過ぎに橋頭に戻り、荷物を引き取ってシャングリラ行バスを待つ。
シャングリラという中国に似つかわしくない地名なのは、2年前に観光推進のために改名したからだ(旧名中甸)。なお、漢字では香格里拉という当て字を使う。観光のために県の名前を変えるというのも中国らしい大胆さだ。昼前にはバスに乗車して一路シャングリラ(=桃源郷)へ。途中、道沿いで四角い帽子をかぶったイ族の女性を見かける。道はずっと舗装道路で快適、しかし窓から入ってくる風が冷たい。
1時間半くらい経つと、山間部から平原になり車窓からチベット風の建築物が見えるようになる。ようやくチベット文化圏に入ったんだなぁと実感。2時間半くらいでシャングリラのバスターミナルに到着。とにかく寒い。麗江でも朝晩はそこそこ冷え込んだが、日中でこんなに寒くはなかった。10月のシャングリラでこの寒さ。これから標高4000mレベルのチベットへ行って耐えられるかなぁ。先が思いやられる。
シャングリラは迪慶チベット族自治州の州都で、その名の通りチベット族がマジョリティである。標高は約3300m、麗江から900m上がっている。単純計算で5℃ちょっと寒くなっているはずだが、体感温度ではもっと下がっているような気がする。ここは思っていたより大きな街で、バスターミナル周辺にも宿がたくさんある。キレイそうなところからあたって、結局20元(いつもこの辺で落ち着く…)でごく普通の宿にチェックイン。当然暖房はないので、部屋に入っても寒い。電気毛布があるのが唯一の救いだ。
一息ついて地図を見るが、どうもおかしい。バスターミナル近くに郵便局や百貨店などいろいろあるはずなのに、全く見当たらない。とりあえず、地図を持って街へ出る。しばらく歩いて、バスターミナルが移転したらしいと気づく。新ターミナルから街の中心まではかなり距離がある。歩いて20分くらいかかるだろうか。街にはチベタンがたくさんいる。チベタンは皆体格がよくビックリした。女性でもかなり長身の人が多い。また、チベット僧もよく見かける。僧衣の上にジャケットを着てはいるがそれでも寒そうだ。街ではまず市場をぶらぶらして、防寒用に厚手の靴下や手袋を物色。ここもかなりふっかけてくる。言い値は売値の2倍くらいだ。さすがにだいたいの物価が分かっているので、高いと思ったら値切るが、交渉が面倒くさくてイヤになる。
メインストリートを端まで行って、市場の食堂で納西族がよく食べているこんにゃくみたいなものを食べてみる。食べ終わってゆっくりしていると、かわいい小姐が来たので「これなんていう食べ物?」と聞いたら、店のおばさんに「あんた、今食べたじゃないの!」と突っ込まれた(笑)。「えへへ、食べたけど、オイラこれの名前は知らないんだよぉ」と頭を掻きながらベロちゃん(妖怪人間ベムより)風にかわいく答えたら、小姐にも受けていた。そして「涼粉」よと教えてくれた。なーんだ涼粉なのか、豆が違うのため大理あたりのとは色が違うようだ。
いつの間にか暗くなってきたので宿に戻りシャワーを浴びる。この寒さなので、アツアツのシャワーをすごく期待していたのだが、見事に耐えがたいぬるま湯だった。部屋に戻って魔法瓶の熱湯で足を暖める。日が沈むとまた一段と寒さが厳しくなる。ということで夕食にはまた一人で鍋を食べる。今日はナスいらないから豆腐入れてとか注文したので、非常に和風な鍋を食べることができた。満足、満腹だ。

↓こんにゃく色の涼粉
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Posted by kimkatsu at 2004年10月28日 14:14 | トラックバック
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