ドミ部屋でこっそり7時に起き、15分後には部屋を出て道路へ。さすがにこの時間では検問もやっていない。今のうちに検問ポイントより先に行ってトラックを待つ。ここの標高は3800m前後、30分くらいすると体が冷え切ってしまう。ヒッチは嫌いじゃないが、この寒さの中ではさすがにツライ。
チベタンを荷台に乗せたトラックが1台通過しただけで、全然車が通らない。今日もヒッチは厳しいかもしれない。9時半くらいまで待って車を止められない場合は(検問の設置場所にもよるが)行先をチャムドへ変える方が確率が高そうだ。
7時半頃から明るくはなっているが、太陽はまだ山の向こうで直射日光が差すのはしばらく先。ようやく9時近くなって日があたるようになる。太陽パワーのありがたみをこの数日で強く心に刻むことになった。
9時15分ランクルが来たので停める。ラウォまでの料金を聞くと150元との返事。とてもじゃないが高すぎる。高すぎる、不要と言ったら一度は行ってしまったが、バックして戻ってきて80元のオファーを出してきた。それでも高かったので、試しに波密までの値段を聞いたら100元という。これならいいか、もうここで車を待つのは耐えがたいし…と乗車。
このランクルは乗合では二人しか乗ってなかったので、後部座席でゆったり、快適だ。30分ほどで峠(4800m)を越えて、ゆるやかに下っていく。この辺り舗装はされていないものの、道幅も広く、よく整備されているのでいいスピードで進んでいく。途中、チャムド-八宿、チャムド-波密のバスとすれ違う。
約2時間で八宿着。けっこう大きな町だ。標高も2500mくらいで暖かい。ここで2人は食事。僕は車で待っていた。12時過ぎに出発。しばらく川沿いの舗装道を進む。このあたり寝てしまい、気がついたらもうラウォのすぐ近くにきていた。この区間は90kmくらいあるが1時間半もかからず着いてしまった。ラウォはラウォ湖畔にある小さな町で、周りは雪山に囲まれた美しいところだ。ここで泊まろうと思っていたのだが、ま、眺めるだけでもいいか。ラウォ出口にゲートあったが、半分開いていたのでランクルはくぐって通過。
ラウォから先は湖に続く川沿いを進む。針葉樹が多く、たまに緑の畑があったりする。雪山も見え、なかなか美しい景色が続く。
波密までは2時間強。途中にゲートがあったがドライバーが書類を書くだけで済んだ。今日はランクルなので峠越え含む300kmの道のりを6時間半くらいできた。快適な移動だった。途中、前の二人に話しかけられて意味分からず、こいつホントにウイグル人かよみたいなことを言ってたようなので、違う意味で危なかったが…。
波密は徳欽を出て以来の規模の町だ。情報通り公安の姿が目立つ。ここで捕まってしまうかもなぁと不安がよぎる。
まずは食事をして荷物を置いて宿探し。宿は6~7軒あったが、ガイドブックに載っていた宿はなくなっていた。そして1つは外国人は泊められないと言われ、2つめにあたってみた交通旅館という宿に泊まることになった。普通に登記簿を書かされたので受付のおばさんは外国人非開放ということを知らないのかもしれない。少し暗くなるのを待って町をぶらつく。雪山に囲まれ、町の裏には川が流れるいいところだ。公安がいなければ1泊したいのだが、リスクはとりたくない。
ここで数日振りにシャワーを浴びる。超気持ちいい。けっこう埃をかぶったので、シャンプー3回しても泡立たない(笑)。
そして、この数日寒くて飲む気にもならなかったビールを飲んで寝る。今夜も公安に通報されずに済んだ。
↓波密の町から見た雪山
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