2004年11月10日

Day116 聖都ラサ

昨夜は遅くラサに着いたので、実質的には今日がラサ初日。(ラサは外国人開放都市なので)とにかく公安の目を気にしないでいいのがうれしい。
仮の宿から町の中心にあるヤクホテルに移る。歩いている人こそチベタンが多いが、店の看板は中国語がメインだし、通りの雰囲気はさほど中国の町と変わらない。 PCがあるのでドミ部屋は避けたかったが、シングルはないようなので仕方がない。
荷物を置いてまずは食事。昨日は10時過ぎの到着だったので夕食は部屋でカップラーメン。まともな食事は30時間ぶりだ。炒飯が5元、まあこんなものだろうか。食事中に物乞いが5人来た。これは他の町ではなかったことだ。「自分よりも他者の幸せを願う」というのが仏教の基本的な考えの一つであり、チベット仏教もこれを色濃く反映している。そして、乞う者も与える者も混在しているのがこの町なのだろう(自分としては、物乞いしてまで巡礼に来るというのがいいことには思えないが…)。
食後、聖都ラサの中心にあるジョカン(大昭寺)を囲むバルコルを歩く。巡礼者も多く、宗教都市の雰囲気は十分だ。すっかり漢化されてしまったと聞いていたが、まだまだチベットの匂いにあふれている。ジョカンの前では五体投地を繰り返す人達が数十人、しゃべったり休んだりしている人もいて、さほど苦行めいた雰囲気もない。写真を撮っても、ふざけんなという雰囲気はなかった。
ジョカン周りをぶらぶらしてから、一度宿に戻り、ガイドブックを持ってポタラ宮の方へ行ってみる。宿から20分くらい歩くと、紺碧の空をバックにあのポタラ宮が姿を現した。テレビのドキュメンタリー番組のように「おぉ」と声が出てしまった。チベットに来たんだという実感がぐっと湧いてきた。僕にとって(特に理由はないが)この建物ほどある地域を象徴しているものはない。肩を並べるとすればピラミッドくらいのものだろう。
ポタラ宮の見学は午前中なので、今日は向かいにある広場から眺めるだけ。天気もいいのでここでガイドブックを読みつつチベットでの大雑把なスケジュールを組んで過ごす。それからいくつか近くの寺を覗き、スーパーやアウトドアショップを探索。物価はやや高めで、店によってけっこう値段が違う。また、この町は麗江以上にアウトドアショップが多い。売られているNORTH FACE等はニセモノとしか思えない値段なので、ニセモノなのだろう。いくらなんでもNFのダウンジャケット2500円はありえないだろ(笑)。ニセモノも一昔前は分かりやすかったが、最近のは質もなかなか良さそうだ。別にこれでもいいじゃんという気になる。
ついでに近くの宿をあたり、シングル30元だったので明日からバナクショーホテルに移ることにする。ヤクホテルで評判のホットシャワーをバッチリ浴びて部屋で数日分の日記を打ち込んで就寝。たまたまこのドミ部屋には日本人はいなかった。

↓五体投地をする人々
五体.JPG

Posted by kimkatsu at 2004年11月10日 20:52 | トラックバック
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