7時過ぎに起床、外へ出ると一面の雪景色だった。積雪は数センチだが、見渡す限り真っ白の世界になっている。11月下旬にして銀世界を見ることになってしまった。美しいけど寒い(涙)。
雪はちらほらと舞っている程度だったので、明るくなるのを待って 鳥葬場へ行ってみる。昨日の後遺症はないようで普通に歩くことができた。連れの子はとぼとぼと歩くので、少し行っては待ち、また歩き出すを繰り返す。
30分ほどコルラ道を歩くと、大きなハゲワシ達が尾根上で羽を休めているのが見えてきた。やんでいた雪が再び降りだし、風も出てきて耳が痛い。さらに10分ほど歩いて尾根線上の鳥葬場の囲いに到着。
雪のためか遺体がないからかは不明だが、この日は鳥葬は行われていなかった。しかし、鳥葬を見に来たにも関わらず、銀世界の中に黒いカラスの一団が固まって遺体の残りらしきものをつつきあっているのを見たら、見なくてほっとした気持ちになった。きっと、大きな塊をまずハゲワシが食べ、その残りをカラスが食べるのだろう。人間も生きている間は他の動植物を食べるだけ食べ、死してようやく食物連鎖に加わるのだなぁと思った。火葬になってしまえば、消費するだけの動物でしかないのだが…。鳥葬場とすぐ上にあるタルチョを眺めていたら、自然と手を合わせていた。鳥葬の習慣も近い将来この世界からなくなってしまうのだろう。
雪と風が強くなってきたので、ハゲワシをカメラに収め少し急いで戻る。しかし、最近のデジカメはよくこの寒さの中でまともに動くものだ。感心しきり。俺がカメラだったら絶対ムリ。帰りがけに上がってきた中国人の観光客グループに出会う。彼らも鳥葬を見にきたということだが、今日はないよと教えてやった。彼らの足跡を辿って、来たときとは別の道を通って寺の旅館に戻る。すっかり冷え切ってしまったので、しばらく火にあたってお茶をいただいてから昼近くになって部屋へ戻る。
雪はまだやまないので移動はできない。しばらく昼寝して、1時頃目覚めたら日が差していて、雪もかなり消えていた。太陽の力は本当にスゴイと思う。ぬくぬくとした日が入る部屋でしばらく日記を書いたりして過ごす。連れの子はずっと寝ていた。
3時になって、(自分達が乗ってきた)ラサを朝出て翌朝帰るバスが来ないので、宿のオヤジに聞くと。今日はもう来ない、明日の朝、下の町から出ると言う。下の町を見てもバスが止まっている様子はなかったが、明朝暗いうちから移動するのは寒く、かったるいので荷物をまとめてオヤジ達にカギを返して下の町へ移動。
門巴の村には宿が3軒あったが、どこも見た目は開いていなかった。食堂併設の招待所の部屋を開けてもらい、15元を値切って10元/床でチェックイン。荷物を置いて少し村を見て回り、お湯をもらって部屋へ戻る。隣の大部屋に電気ストーブがあるのを発見し、暖をとりながら持参のカップラーメンを食べる。冷えないうちに寝袋に入る。
↓寒さに震える(?)ハゲワシ
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