8時頃目が覚めたのでちょっと早いが8時40分頃タシルンポ寺へ行く。まだ早朝なので、門は開いていたがチケット売場に人はいなかった。見つからないうちにそそくさと奥へ上がっていくとちょうど東の空から日が昇るところだった。少し霞がかかったシガツェの町に日が射してくる様子を眺める。この美しいチベットの日の出を見るのも今日が最後になるのだろう。
さて、ガイドブックによると8時頃から開いているはずの寺なのだが、9時になってもお堂の扉は閉ざされたままだ。巡礼者の数だけが増えていく。10時になってようやく扉が開き、既に200人以上にはなっている巡礼者の人波がお堂になだれ込む。波に揉まれるのは怖いので、落ち着くのを待って入場。最初のお堂には巨大な弥勒菩薩像があり、なかなかの迫力で巡礼者達を見下ろしている。ここから先、西から東へほぼ平行する建物に入っていく。見所は先代パンチェン・ラマ(10世)をはじめとするゴージャスな歴代パンチェン・ラマのチョルテンだ(5~9世はまとめて一つ)。阿弥陀如来の化身であるパンチェン・ラマはこの寺の僧院長であるため、ここでの存在感はダライ・ラマよりずっと強い。これはシガツェの町全体に言えることで、多くの店先でパンチェン・ラマの写真を目にする(チベットではダライ・ラマの写真は販売、公の場での掲示が禁止されているが、パンチェン・ラマはOK)。
見た目は非常に広いタシルンポ寺だが、見て回れる部分は意外と少なく、また順路が決まっているので1時間半ほどでほぼ見終わってしまった。ちょうどお昼に宿に戻る。
食事をしてから明日のネパール行に必要な車を探しに行く。期待していたツーリストバスはシーズンオフのため運行しておらず、ローカルバスは明後日発があるもののターミナルでは外国人にチケットを売ってくれない。乗合タクシー屋を数軒あたり結局250元/人で何とかランクルを予約。バスのチケットを買えない外国人相手では完全な売り手市場。300元の言い値を250元に負けさせ、宿まで迎えに来させるのが精一杯だった。
一休みして写真を撮りに町を一回りしてネット屋へ。2元/時間でラサより安い。そのまま夕食をとって宿に戻る。ちょっとぜいたくして珠峰酒店という宿にバスタブ付ツイン部屋40元で泊まっていたのだが、この宿ホットシャワーが8時半から1時間しか出ない。8時頃から待機してお湯が出るのを待つが、待てども一向に出ない。何度かお湯が出ない旨文句を言い、ようやく9時過ぎに出だしたが今度はぬるすぎ(涙)。また数回文句を言うが、ちょっと待ての繰り返しで一向に改善されない。最後の最後にきてこの中国人のまるで誠意のない対応に泣かされる。さらに、宿のオヤジも何度も文句を言う日本人客に腹を立てたらしく、10時半頃になって僕の一人利用ツイン部屋に(空いてる部屋があるにも関わらず)客を連れてきて、1ベッド空けろと言い出した。1部屋40元だろ~と言うと、1ベッド40元だから、1人で使うならあと40元払えと言い返してくる。さすがに腹が立ったので、俺は明日ネパールに行くから人民元はない、出て行くから金返せと突っぱねると、オヤジもあきらめて帰っていった。カネ・カネ・カネの中国人との交渉に明け暮れる1日になってしまった。あ~疲れた。
↓タシルンポ寺から見た朝のシガツェ
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