2004年11月30日

Day136 平均時速30kmのランクル

今日はいよいよチベット最終日。470km先のネパール国境までランクルで走り通す。
8時に宿に迎えにくる約束をしていたのだが、8時半になったも来ない。ホント中国人のいい加減なビジネスには腹が立つ。仕方なくオフィスへ行ってどうなってんだ?ずーっと待ってんだぞと言うと、強欲ババァがすぐ車が来るからここで待てと言う。同乗するネパール人二人は大人しく待っているので、しばらく車を待つ。
9時頃ようやくランクル到着…しかし、ほとんどアンティークって感じの車、大丈夫だろうか?ホテルで待つ日本人2人をピックアップして金を払いようやく出発、かと思いきや、もう一人乗るという。昨日はネパール人2人と僕ら3人と言ってたのに…最悪なことに横柄な軍人が乗ってきて二人掛けできる助手席を独占。後部座席に4人+荷台1人でぎゅうぎゅうなのにこのブタ野郎は何の罪悪感も感じないらしく、自分の荷物まで荷台に載せる。
ようやく9時半過ぎ出発、がシガツェ市内で止まってしまった。もう壊れたのか…この先の旅路に暗雲が漂う。ドライバーがバケツを持ってタクシーに乗って行ってしまった。しばらくすると帰ってきた。バケツにはガソリン!町を出る前からガス欠かよ~腹が立つのを通り越して呆れてしまう。さすがのトヨタもガソリンないと走れないよなぁと苦笑するしかない僕らだった。
10時近くに何とか出発。ポンコツランクルは平地の舗装道路ですら60km/hくらいしか出ない。シガツェを出るとすぐ未舗装道路になり、平均時速は約40km。これじゃ今日中に国境を越えるのはムリだろう。早くもあきらめムード。前の席ではブタ軍人が一人でテープにあわせて大声で歌いつづける(怒)。
茶色一色の風景が続き、サキャへの分岐を越えしばらく進むとラツェに到着。ちょうど今日の行程の1/3だが、もう2時近くになっている。ここで昼食をとって出発。すぐカイラス方面との分岐点。公安のチェックポイントと聞いていたが、姿はなかった。南への道をとって最高点であるラクパ・ラ峠まで上がるが、斜度が緩いためかさほど高度は感じない。
ここから下ってシェーカルへの分岐にある町で給油休憩し、すぐ出発。この先にチョモランマBCへの分岐があったが肝心のチョモランマは見えず。今日は少し雲が多いからだろうか?ティンリー手前で常設のチェックポイントあり、パスポートをチェックされる。昔の中国ビザを見て(笑)すぐ返却。ティンリーからはチョオユーを見ることができた。このルート、ヒマラヤ山脈の北を走っているのだが、周辺の山には雪がついておらず、僕はさほど感動を感じなかった。ヤムドク湖周辺の方がずっとよかった。
この先で日が暮れ、絶景といわれたラルン・ラ峠を越えたのは星空の下(涙)。朝は、ここで車停めてもらって写真を撮ろうとか言ってたのに…。このあたりランクルの平均時速は30km前後まで落ちており、全然進まない。ポジションをいろいろ変えるが尻の痛みは耐えがたいものになっている。
ニェラムの町に入るところにゲートあり、もう11時なのに公安がいてパスポートチェック。今度はめくりさえしなかった。ニェラムからダムまではヘアピンカーブの続く下り。道が凍っていて怖い。この辺り、もうランクルは限界が近いようで、下りなのに時速は20km、後ろから頻繁にプスプス音がし、ライトも急に暗くなったりしている。何とかあと30kmもってくれと祈る。
そして、ついにダム到着。時刻は夜中12時半、日付も変わり12月になってしまった(涙)。ランクル後部座席4人乗りを15時間…尻が痛い。ダムはヘアピンカーブが続く道沿いに古ぼけた建物が並ぶ日本の温泉街みたいなところだ。深夜にも関わらず意外と開いている店は多かった。シャワー屋10元、ビール8元と言われたので評判通り物価は高いようだ。寝るだけなので20元の安宿にチェックインして睡眠…しようとしたらいきなり窓から少年が顔を出して覗き込んできたので驚いた。何だったんだろう?

↓ティンリー近くでの夕焼け
テインリ夕焼け.JPG

Posted by kimkatsu at 2004年11月30日 18:45 | トラックバック
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