2005年03月29日

Day255 アバランチ!

作業も終了したので今日はトンガルからスカルドゥへ戻る。6時に起きて外を見ると美しい青空。空気が澄んでいるのでとびきりのスカイブルーだ。当初は朝食をとってから出発する予定だったが、天気がいいと気温が上がり雪崩・崖崩れの可能性が高くなるので早朝のうちに出発することにする。
7時頃小屋を出発、日が差してくるとぐんぐん暖かくなっていく。標高2900mのトンガルから来たときと同じ川沿いのジープ道をゆっくり下っていく。来たときにジープを降りたあたりまで快調に下り、もうそろそろかなと思ったら新たな崖崩れが起こっていた。地元の人の話だとおととい起こったものだという。冬の間積もった雪が緩んでくる時期とはいえ、天気が荒れたわけでもないのに…。修復作業は既に始まっていて3人のおっちゃんが1つのスコップで土砂をどかす作業をしていた。復旧に何日かかることやら(涙)。
そのとき、パラッパラッという音がしてこぶし大の石が落ちてきた。とっさにオーバーハングしている岩の下に身を寄せてしばらく様子を見る。Aさんが用心深く上を見ながら先に崩落ポイントを渡り、それから手招きで急いで渡れと僕らを呼び寄せる。僕も彼にならって飛ぶように駆け渡り、危険地帯をやり過ごした。こんなに頻繁に落石があるとは…自分がいままで持っていた山の認識とは違った世界だ。この近辺で山歩きをするならやはりガイドは必要だろう。さらに30分くらい歩いたところで迎えのジープが見えたので荷物を降ろして到着を待つ。いや~ヒヤヒヤの林道歩きだった。
11時頃ジープに乗ってスカルドゥへの帰路につく。途中、対岸で大規模な雪崩が起こっていた(下の写真)。道が100mくらい雪と土砂に埋まってしまっている。これも来たときにはなかったので、この3日間で起こったものだ。またもビックリ。この辺りに住む人々は常に崖崩れ・落石の危険と隣り合わせに暮らしている、その厳しい生活環境に改めて大変だなぁという思いを強くした。
シガルの町近くになってくると標高はだいぶ低くなってくる。それにつれ緑が増え、木々の蕾も大きく膨らんできた。間違いなく来たときより地面の緑が広がっていて、ようやく厳しい冬が終わり春がもうそこまで来ていることを教えてくれる。
4時過ぎにスカルドゥ着、スカルドゥの町では杏も一部咲き始めていて町を離れていた数日の間にだいぶ雰囲気が変わったように感じる。きっとフンザではもっと多くの花が見られるだろう、明日はいよいよその桃源郷をめざして移動だ。

↓雪崩の現場
0329avalanch.JPG

Posted by kimkatsu at 2005年03月29日 22:18 | トラックバック
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