22日イスラマバード発のフライトでパキスタンを出国するので20日中にチケットを引き取る約束にしており、そのため今夜7時半発のバスでスカルドゥを出てラワールピンディへ戻らなくてはならない。というわけでメンバーは明日までカーネに滞在するが、僕は一足先に帰る。
今日は昨日以上の晴天、マッシャブルムが雪煙をあげている。メンバーと一緒の最後の朝食を済ませ、小学校の新入生に入学記念として苗木2本をプレゼントするセレモニーを行う。ここの朝礼ではパキスタン国歌と違う歌を歌っていた。何だろう?
セレモニー終了後、ジープに乗ってカーネを後にする。来るときはジープの後部座席(しかも横向き対面式)だったので、あまり景色を楽しむことができなかったが今日はフロントシートなのでバッチリだ。マチュロ手前から杏の密度が高くなり、超満開でピンク色に染まったトンネルの中を進む。夢のような世界だ。上を見上げれば青空に雪をかぶったピークが映える。文筆業でもしながら夏はマチュロの村で、そして冬は沖縄で暮らせたら最高だなぁと真剣に考えてしまった。
この村を過ぎて40分ほど行くと橋を渡る。この先はずっと舗装道路になる。スカルドゥ周辺で見るインダス川は茶色く濁っているが、ここを流れるシュヨク川(インダスの支流)は青く澄んでいて周囲の山が水面に映っている。ハプルのチェックポストを過ぎると緑が少なくなり岩の世界となる。さらに進みゴルの橋を渡ると川が合流しインダス川となり、水の色が茶色に変わる。
約4時間でスカルドゥ着。バスのチケットを購入し、ドライバーさんの家で預かってもらっていた荷物を引き取る。食堂でお茶を飲んでお世話になったドライバーのSさんともお別れ。バスの出発時刻まで6時間以上あるので安宿の部屋を40Rsで借り、そこでシャワーを浴びようとしたが、ここの水はまだ冷たく断念。食事をとったり、バザールをぶらついたりしてからバスの出発まで部屋で休む。
7時にバス会社のオフィスに行く。バスは予定通りで道路もクリアーなので明日の夕方5時半頃にはピンディに着くだろうということだった。バスはほぼ定刻通り7時半に出発。多少空席がある。僕は一番前、運転席のすぐ後ろの席をもらえたので足も伸ばせるしかなり楽だ。隣にガタイのでかい兄ちゃんが来たのでちょっときついがガマンしよう。チェックポストの場所が変わったらしく、いつもの橋ではなく空港の先でレジストレーションをさせられた。9時半頃夕食休憩。僕は食欲がなかったので車内で待っている。ウトウトして11時頃目が覚めたらバスは停まっていた。来たときと同様、夜間は危険なので固まって停車しているのだろうか?しかし、屋根の荷物を降ろしたりと車内の様子がおかしい。英語を話せそうな人に何かあったのかと聞くと「Road is blocked!」だと…(涙)。数時間前に聞いたときはクリアーと言ってたのに。さすがKKH、常に落石や崖崩れと隣り合わせの道だ。何もできないので、とにかく眠って道路が復旧するのを待つしかない。
↓水面に映るカラコルムの峰々
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