JAL「どこかにマイル」を使う前に知っておきたいこと

昨年からスタートしたJALの「どこかにマイル」。「どこかに参る」のシャレだったんですね。通常、マイルを特典航空券(往復)に換えるためは、最低12,000マイルが必要ですが、「」では、半分の6,000マイルから往復航空券への交換が可能です。 その代わり、行き先は4つの候補地のうちどこになるかは分からないわけですが、ミステリーツアー的な楽しみもあって、個人的には非常に嬉しいプログラムです。4月からは、伊丹発着便でも利用できるようになりました。

昨年からいつ使おうかとずっとタイミングを探していたのですが、ようやく妻と休みを合わせることができ、3月末に利用することができました。 実際に利用してみての注意点や攻略法?を書いてみます。

Japan Airlines JA8941
photo from Flickr saku_y

事前準備

これが非常に大事なのですが、マイル引き落とし対象者だけでなく、搭乗者全員がJMBマイレージ会員に登録しなければなりません。座席が必要な年齢であれば、子どもも例外ではないので要注意です。 「どこかにマイル」を利用する場合、まずは同行者も含めJMBマイレージ会員に登録しましょう。

12歳以下の子どもでしたら、以前記事にしたJMBキッズクラブ」に同時入会すると限定カードがもらえるなどの特典がありオススメです。

JAL日本航空

申込受付

申込は、往路便について1か月前の同日0時から、搭乗日の7日前までが受付期間となります。前月に同一日がない場合は、1カ月前の月末日となります。そのため、僕も3月29日の往路便を予約する際、2月28日の早朝から予約をしました。

なお、受付ができるのは搭乗日(往路)の7日前までなので、実質的な受付期間は3週間となります。

注意事項

搭乗者は4名までなので、5名以上のグループでは利用できません。 また、発着地は、羽田と伊丹便に限られます。

JMBメンバーシップの登録名が申込時の氏名と異なる場合(登録が旧姓のままになっている場合など)は、申込はできるものの、その後「登録情報が異なります」というメールが届き、自動的に全員の申込が取り消されます。
→これは大きなトラップでした。妻の登録名が旧姓のままだったのです。朝、家族3人の申込をして「申込を受け付けました」と表示されたにも関わらず、その日の夕方になって「JAL国内線 【どこかにマイル】取り消しのお知らせ」というタイトルのメールが届き、自動取消になってしまいました。すぐ国内線予約やJMB会員のインフォメーションデスクなどに電話をしましたが、もう申込情報が消えてしまっているので再申込をしていただくほかありません、という回答でした。せめて申込自体を受付けないよう、システムを改善してほしいところです。

行先を選ぶ

往復の日付、人数を選択した後、「検索する」ボタンをクリックして、いよいよ行先を選びます。4つの候補地が表示されますが、僕の経験上、「石垣島」「宮古島」といった必要マイルの多い人気観光地は何度再検索しても出てきません。「沖縄」も皆無でした。

このように美しい写真で4箇所見せられると、どこも魅力的に見えます。なお、左下の「角島大橋」は、「北九州」だけでなく「山口宇部」の検索結果にも出てきます。

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そして、1日の検索回数には上限があり、あまり検索を繰り返すと「1日の検索上限数を超えました」というメッセージが出て、検索不能となります。ただ、この回数はかなり多めに設定されているようで50回くらいはシャッフルできたように思います。 そして、裏ワザ的な話ですが、ブラウザを変えたら再検索できました

行先選択のポイント

僕が利用した際は、「高知」「宮崎」「大分」「山口宇部」の4つの候補地で予約をしました。前述のとおり、早朝に申込をした後、取消の連絡があったため、すぐ妻から登録情報変更のJMBマイレージデスクに連絡をさせ、事情を話して至急変更の対応をしてもらいました。

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そして、21時頃に再度申込をし、行先決定(山口宇部でした)の連絡が届いたのは翌日の15時頃。申込後すぐに行先決定の連絡がくるわけではないので、おそらく該当便の予約状況を見て4つの候補地の中から比較的空席が多い便を充てているのではないかと推察します。 この仮定が正しければ、必要マイル数は少なくても大阪便、札幌便などビジネス利用が多い路線はあまり当たらないのではないかと思いますが…実際はどうでしょうか。

行先決定後の手続方法については、JALのウェブサイトに詳しい記載があるので、そちらをご覧ください。

「どこかにマイル」の弱点

「どこかにマイル」は1か月前からの受付開始なので、宿泊先など旅の諸々の手配があまり早くから手を付けられないという弱点(?)があります。早くから綿密な計画を立てて旅行をする方には向きません。

また、おそらく沖縄、離島などの人気路線は出てこないので、使ってみようと思ったら、何度か行先選択をして、自分が行ってみたいと思っている目的地が選択肢に入っているか調べてみるのがよいでしょう。

まとめ

「どこかにマイル」を利用すると通常の半分のマイルで旅に行けるので、なかなか3年間では特典航空券の引き換えに必要なJALマイルが貯まらない、というハードルが一気に下がる画期的なプログラムです。

4箇所の選択肢から1箇所が選ばれるわけですが、そのシャッフルも(日付やブラウザを変えて行えば)ほぼ無制限にできるので、非常に良心的だと思います。何度かシャッフルして出た”まずまず”のチョイスをOKとするか、さらによい組み合わせが出る可能性を探るかというちょっとギャンブル的な要素も楽しめます。

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また、今回、自分が使ってみて感じたのは、キャッチコピーの「日本の魅力、再発見!」という言葉に集約されますが、偶然の結果、行ってみたエリアに素晴らしいところがたくさんあることに気づけたということです。

実を言うと、今回「どこかにマイル」を使う前には、目的地として(まだ寒い3月だったこともあり)九州か四国に行ければなぁと思っていたので、シャッフルして出てきた「高知」「宮崎」「大分」「山口宇部」の4箇所の中で、山口宇部空港の決定通知を見た時は少しガッカリして、家族にはババをひいてしまった…などと言っていました。しかし、いざ山口旅行と決めてガイドブックを入手し、プランを立てると、自分が知らなかっただけで、山口にはたくさんの見どころがや興味深い歴史がありました。もちろん、実際に行ってみて、素晴らしいところだと実感しましたし、今は、また行きたいと思っています。

たぶん、これは行先が山口だったからではなく、日本のどこであれ(自分の知識なんか非常に偏った少ないもので)行くと決めていろいろその土地のことを調べれば、見どころはいくらでもあるのだと思います。テレビや雑誌などで美しい景色を見て、ここに行きたい!と心に刻まれた場所に行くのもよいですが、偶然に任せて、行った先でその地方の魅力を自分で探す旅も楽しいものだと再認識しました。そして、そうした旅をするシステムととして「どこかにマイル」が”優れもの”であることは間違いありません。ぜひ、使ってみてください。

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