【チェンマイ】ロイクラトンでなくても大晦日にコムローイ(天灯・熱気球)を上げられます

2017年12月30日から家族でチェンマイに来ています。チェンマイといえば、旧暦12月の満月(新暦11月)にロウソクの熱で気球を飛ばす「ロイクラトン」というお祭りが行われることで知られています。夜空に明かりを灯した無数の気球が浮かび上がっていく風景はとても幻想的でいつか見てみたいと思っていましたが、なかなか11月に休みを取ることができずにいました。

今回、チェンマイに来てからちょこちょこ情報収集していると、大晦日の20時頃からターペー門付近で、ロイクラトンと同じ熱気球「コムローイ」を上げることができることを知りました。年越しのカウントダウンイベントなので、新年を迎える瞬間にはその場で一斉に上げられるようですが、わが家は幼児がいるのでそこまでは起きていられず20時過ぎにコムローイを飛ばしに行ってみました。

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コムローイとは

直径60cm、高さ1メートルくらいの紙と竹ひご(?)で円筒を作り、下部に針金で固定した固形燃料に火を点けることで中の空気が熱され、熱気球となって自然と空へ上っていくものです。ロイクラトンや大晦日のイベントでは、気球に願い事を書いて空へ放ち、願い事の成就を祈ります。不思議なもので、色々なところで上げられた気球は、上空に上がっていくと気流に乗って1つの川を流れていくように進んでいき、その様子はとても幻想的です。

いつ・どこでできるのか?

毎年12月31日の大晦日、新年を迎える前には、チェンマイのターペー門前の広場付近はコムローイを上げる観光客であふれかえるようです。僕が22時頃ターペー門前の広場に行った時は、ビール瓶を片手にした白人観光客を中心としたパーティー連中でいっぱいになっていました。

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パーティー的な盛り上がりから少し距離を置いて、静かに願いを込めてコムローイを上げたいと思う方は旧市街の寺院に行ってみることをお勧めします。寺院では、願い事を書くためのマジックやテーブルを用意してくれている上、熱が十分に溜まってから空へ放つタイミングを僧侶が教えてくれるので、初めての方は、お寺でどのようにするのか習って飛ばすのがとよいでしょう。

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僕は2017年の大晦日、ターペー門外のミカサゲストハウスに泊まっていたので、近くのワット・ブッパラームとワット・マハマンの2つでコムローイを上げているのを確認しました。わが家は、夕食後に寄ったワット・ブッパラームでコムローイを上げました。なお、コムローイはお寺で50Bで売っていました。ターペー門あたりでは、カラーのコムローイも売られていました。
※2017年末時点、ワット・ブッパラハームでは外国人は入場料が必要なのですが、コムローイを上げる大晦日の日没後は入場料を求められることはありませんでした(たまたまかもしれませんが…)。

最後に

わが家は今年初めてチェンマイで年越しをしました。僕は、たまたまチェンマイに来てからwebを見て知ったのですが、ガイドブックには大晦日にコムローイを飛ばせることは載っていなかったように思います。大晦日をチェンマイで過ごす方は、ぜひコムローイを上げて新年の願いを天に届けてみてください。無数の光が川のように夜空を流れていくのは本当に素敵です。

なお、タイの寺院では大晦日に信者が集まって説法などが行われていましたが、初詣の習慣はないのか、お正月は朝からお坊さんが昨日の片付けをしていたりとイベント感はありませんでした。盛り上がったお寺(?)を体験するなら大晦日の夜に見ておきましょう。

 

 

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