シベリア美女 シャラポワ

昨夜、久々にテニスを見た。ウィンブルドン女子シングルス決勝マリア シャラポワVSセリーナ ウィリアムス戦。
一昔前なら、ロッキー4のようにアメリカvsロシアということだけで、注目を集めたりもしたが、今では誰もそんなことは気にしない。冷戦が終わってもう10年以上経つんだもんな、時の流れは早い。
さて、試合を見たのは途中からだったが、第9ゲームの攻防は本当に素晴らしかった。ウィンブルドン決勝という大舞台であんなに落ち着いてロブをさらっと決められる17歳は末恐ろしい。パワーもあるし、素晴らしい集中力も持っている。
彼女には、かつてヒンギスが築いたような一時代を作る力が十分あるように思った。ただ、その美しさゆえにクルニコワのようにちやほやされ、テニスへの情熱を失ってしまわなければだが…。
テニス習ったこともないので、試合についてはここまで。
しかし、183cm、59kgってすごいよなぁ。足メチャ長いし、顔は小さく、そして美しい。モデルとしても働いているのも当然だ。でも、試合が終わって父親の所まで観客席を駆け上がっていったり、コート上から携帯で母に電話しようとしたりするところは、やっぱり17歳らしいなとかわいく思えたりもした。そして、そんな感想をもらしてしまう自分はオヤジっぽいなぁと思う(笑)。
試合後のインタビュー。ロシア人というので、英語できるのかなぁと思って聞いていたが、アメリカ英語をスラスラ話していた。へぇ~と思って調べてみると、彼女は
「シベリアの片田舎に生まれた。チェルノブイリの放射能汚染から逃れるため、2歳のときにソイチに移り住んだ。転機は6歳のとき訪れた。モスクワの大会に出場していたマルチナ・ナブラチロワに才能を見初められ、米国移住を勧められたのだ。母を残し、父と娘は900ドルの貯金をはたいて米国へ渡った。余分な蓄えなど1ドルもなかった。英語もしゃべれなかった。」ということだ。今はフロリダに住んでいるらしい。
その瞬間、僕の持っていた寒々しいシベリアのイメージが一変した。トナカイしかいないところかと思っていたが、実は美女の産地なのかもしれない。
旅先でシベリア鉄道の話を何度か聞いたが、あまりに長く退屈そうなので興味がなかったが、彼女の存在を知って、僕の好奇心が湧き上がった。
シベリア行きたい。

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