きらきらひかる

どうも目覚めが悪い日が続いている。枕がでかすぎるからだろうか?熟睡できていないようで、十分眠っているはずなのにスッキリしない。
とにかく無理矢理ベッドから立ち上がる。幸い昨日の下痢はもう治まっているようだ。シャワーを浴びてから昨日の日記を書いていたらいつの間にか10時半を回っていた。あぁ、今日こそスパイダーマン2を見に行かなくちゃ。早速支度をしてMBKへ向かう40番のバスを待つ。なかなかバスは来ず、MBKの映画館に着いたのは開演5分前だった。
しかし、またも満席…(TT)
向かいのサイアムスクェアの屋台街で昼食をとってから、友人が勤めているカオサン通りのダイブショップへ向かう。
はっきりいって、僕はカオサンの雰囲気は嫌いだ。騒々しく、ノー天気な白人がアジアを闊歩しているのを見るのはとても不愉快だ。チャイナタウンは生活感のあるカオティックさがいいのだが、カオサンの主役は観光客でしかない。僕に言わせれば、そんな場所が魅力的であるわけがない。
さて、友人と久々に再会。彼はチベット経験者なので、いろいろ情報を教えてもらう。しばらくしゃべって、夜に一緒に食事する約束をして別れる。それから、ラチャダーのフォーチューンタウンに行って、ITセンターをブラブラしてみる。今日はネット屋を8軒くらい覗いたが、自分のノートPCをつながせてくれるところは1件もなかった。どうなってんの?タイのネット接続料は時間制ではなく、回数課金で1回の接続につき何時間でも3~5Bということんおに、ネット屋はたいてい30~50B/hもとる。超ボッタクリだ。
宿に戻って、友人が食事の誘いにくるまで持ってきた本を読んで過ごす。江國香織の「きらきらひかる」だ。彼女の作品は「冷静と情熱のあいだ」しか読んだことがなかったが、何気ない生活の一部がすごく絵になるなぁと思っていた。本人のセンスに負うところが大きいのは当然だが、こういう生活の描写は貧乏人には一生できないんだろうと思う。この作品でもそのセンスは冴え渡っていて、俺も「じゅうぶんにあたたまったアイロンをシーツのすみずみまですべらせる。…これは、睦月が私に要求した唯一の家事なのだ。」なーんてかっこいい生活をしてみたいよ、と思ってしまう。

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