Day9 四川省初日

空港で目覚めたらもう7時だったが、到着階のためか人影はまばら。洗顔をして市バス乗場で市内へ向かうバスを待つ。成都は4年前に来たことがあるので、今回は滞在せず、160kmほど北西にある桃坪村まで移動することにした。
市内までは高速に乗っていくので30分弱で到着。バスのドライバーおばちゃんに教えられるまま領事館路で下車し、79路の茶店子バスターミナル行に乗り換える。
成都の街はチャリンコであふれかえっている。シンセンでも感じたが、この1年で急速にモーター付チャリが普及したようだ。3台に1台くらいはモーター付というくらい。なぜか(新しいはずなのに)概してぼろく見える。四川省は美人の産地と聞いたことがあるが、それは事実のようで、シンセンでは1%台だったボニータ率が4%くらい一気に上がった(それでも5%くらいだが…)。
車窓を眺めそんなことを観察しつつバスターミナルへ向かう。この79路、異常に右左折が多く、どっちに向かっているのだか全然分からない。真直ぐ行けば半分くらいの時間で行けるんじゃないの?と思ってしまう。1時間以上かかって9時過ぎに茶店子バスターミナル着。
ウェンチュアン行は9:50発だったので、切符を買ってから朝食。成都のバスターミナルでは外国人は高い保険を買わされるという情報があったが、ばれなかったのか普通に購入できた。朝食はパーコー麺。辣はいらないと言ったのに辛い。さすが四川料理。辣の辛さはいいのだが、苦手なのが丁子(だったっけ?)変にピリリとくるやつ。これが四川料理の曲者だ[:怒り:]

バスは定刻に出発。昨夜3時間くらいしか寝てないので車中は8割方睡眠。都江堰までの川沿いの道はほぼ全面工事中で、20分くらい片側の交通を止めて一方通行の繰り返し。おかげでなかなか進まない。ウェンチュアンには15時半到着。桃坪方面行が16時にあったのでそのまま移動。30分ほどバスに揺られると右側に3つの石塔が目に入ってきた。それが桃坪村だ。
予想以上に観光化されていて、村に入るのに入場料が必要だった。バスを降りると(この近辺に住む)羌(チャン)族のおばちゃんに取り囲まれる。どうやら民宿の客引きらしい。よく分からないまま、村へ向かって歩いていくとおばちゃんは2人になり、うち1人は入場券を売る係だったらしく、券を売ったら帰っていった。残ったおばちゃんについてある客桟(民宿)に入る。羌族伝統的な造りの家で3食付(プラス桃、スモモ食べ放題)40元というのでまぁいいかと了承。四川省は西にあるので北京時間だとかなり日が沈むのが遅い。荷物を解いて7時頃までこの不思議な石造りの羌族村をぶらぶらして過ごす。民族衣装のばあちゃんも多く期待以上にいい感じ。もうちょっと言葉が通じればいいんだけど…。
さすがにここに来る日本人は少ないようで驚かれることが多い。食事やお茶にも誘ってくれたりと、羌族は概しておおらかで親切なようだ。宿のかわいい娘(小学生)と広場で出会い、食事だというので宿に戻って夕食。山の食事なので野菜中心だがウマイ。8皿くらい出てきて大満足。食後、少し横になってたらいつの間にか眠ってしまった。結局、そのまま歯も磨かず朝まで寝てしまった。

本日の1曲 浜崎あゆみ「Winding Road」

↓羌族のばあちゃん(一言も分からなかったが長々と話を聞いてしまった)

↓宿の夕食

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