Day12 アムドチベット族の家

予想通り昨日の辣が効いたようで腹が痛い[:モグモグ:]
3回トイレに行ったが何となくスッキリしない。7時に起きたのだが、9時頃まで横になって様子を見る。行動しても大丈夫そうな感じになってきたのでチェックアウトし、小姐に午後まで荷物を預かってもらう。
今日はマルカムから西へ15kmほど行ったところにある直波村というところに行く予定だ。ここはこの辺りにたくさんあるチベット族村の1つで、羌族同様石造りの塔があるらしい。しかし、この直波という村、昨日本屋でチェックした地図にも載ってないし、マルカムにある大きなホテルの受付小姐に聞いても知らないと言われる。街道沿いの商店で聞いたら、おばちゃんが15kmくらい先なので、バスなら5元、タクシーなら30元くらいだという。
とりあえず、西へ向かって歩いてみて、途中でバスが来れば乗るし、来なければ適当なところでヒッチをしてみることにする。西方面へ向かうバスが1台来たので、直波を通るかと聞くが、「不知道(知らん)」と言われる。しばらくしてミニバスをヒッチしてみるがやはり不知道。そんなにマイナーなところなのだろうか?タクシーやむなしと腹を決め、運ちゃんと話してみる。さすがにちゃんと知っていたので、メーターで行くことにした。このメーター初めは1kmあたり1.4元だったが、7〜8km進むと2.1元に上がった。どういうわけ[:?:]
マルカムの街を出ると、適当な間隔でチベタン集落が続いており、大きなチョルテンも見かける。アムドのチベタン家屋はチベット自治区に多い白塗り赤屋根ではなく、平石積みに台形の窓がついているタイプだ。20分くらい行くと塔のある集落が見えてきた。これが直波だというので下車。道を挟んで右側の高台と左側と2つの集落がある。先に山の上にある集落へ行く。
15分くらい登ってチベタン村に到着。直波はもう1つの集落だったようだ。こちらの名前は不明。タシデレ〜と挨拶して塔へ向かうと5〜6人の中国人観光客グループが来ていた。ちょっと驚き。ここには2つの塔があり、1つは崩れかかっている。塔の中は空洞で窓がついているが、階段はなく内側にも入れない。塔を見てから村へ戻りおばちゃんにチベット文字が読めるか聞いてみたらちゃんと読めた。ガイドブックによるとこのへんのチベタンは普通のチベタンとは違うルーツを持っていて、独自の文字を使うと書いてあったのに…?
この集落を出て直波へ行く。こちらの塔は四角ではなく星型みたいなシェイプになっており、2つのうち1つは中に入ることができた。ここの村人はばあちゃん達以外はあまりフレンドリーな感じではなかったのが残念。子供の写真を撮ってやったら送ってくれと住所を書き渡された。だったらお茶くらいご馳走してくれてもいいのに…なんてね[:ぶー:]
帰りはバスで安く上げたかったが、しばらく待っても来ない。マルカムへ戻るタクシーの運ちゃんが15元でどうだと半ば強引に車へ連れて行くのでしかたなくそれでマルカムに戻る。
マルカムで食事をしてから荷物を拾い、昨日寄ったバスターミナル近くの宿へチェックインし荷物を置く。もう4時近いのですぐに東へ7kmほど先にある卓克基の集落へ行く。ここには塔こそないが、かなり見応えのある石造りチベット村だ。バスはないというので、歩きながらヒッチ。5元で行くことができた。村を一回りしてから向かいにある巨大な建物に行ってみる。改装中(?)だったが、見学可能。作業している兄ちゃんにこれは寺か?と聞くと土司塞だという。何だかよく分からないが、砦みたいなものだろう。中庭を囲むように5階建ての建物があり、4階には仏像やマニ車のあるスペースもある。かなり大規模な建物で隣には塔もある。こんなものがあるとは知らなかったので得した気分[:ニコニコ:]
改装が終了したらきっと入場料を取って大々的に観光地として売り出すのだろう。

本日の1曲 Evanescence 「Going Under」

↓チベタン村の塔

↓卓克基の集落

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