Day18 青海省へ

7時半のバスで青海省の同仁へ向かう。ここのバスターミナルでも保険については何も言われず普通にチケット購入に成功(17元)[:拍手:]
バスは7時半過ぎに出発したものの、いつものように街を出るまでは客拾い超スロー運転。もう昨日のチベタン娘には会うことはないのだろうかなどとぼんやり考えつつ車窓を眺める。街を出て進行方向を西へとり、峠へ向けて坂道を登っていく。高度を上げると再び大草原になるが、紅原付近と比べると乾燥していて所々地面も見えるちょっと枯れた草原だ。不毛のチベット高原に近づいてきたように感じる。
二つほど大きなゴンパのある村を過ぎ、峠から降りていくとグランドキャニオン的な赤茶けた崖に出る。なかなかフォトジェニックな場所だ。漢族ツアー客は車を停めて写真を撮っている。この先で突き当りを左折して10分ほど進むと同仁の街に到着。青海省黄南地区の中心となる街で規模はかなり大きい。
バスターミナルから宿を探しつつ街の中心部へ向かう。ぱっと見た感じ、回族が多いようだ。ここも旅社という看板はたくさんあるものの、シングル部屋はほとんどない。ようやく1つ見つけ、チェックイン。15元と安かったが、ハエがやたら飛んでいてそれなりの部屋[:ポロリ:]
ちょっと疲れが出たようで体が重いので、1時間ほど休んでから2時過ぎにロンウォ・ゴンパへ行く。このゴンパもかなり大きいが、午後のためかほとんどのお堂は閉まっていた。現在、大規模改装中らしく、何箇所かで新しいお堂を建てており、古いお堂の1つは清掃中だった。いちばん上にある新しいお堂に上がっていくと坊さんが鍵を開けてくれ、大きな釈迦牟尼像を拝むことができた。そこへ漢族写真マニア(?)達がやってきたのでさっさと退散。
郎木寺あたりからこの漢族写真マニア集団によく出くわす。皆、CanonやNikonの一眼レフにぶっとい望遠をつけて肩からぶら下げている。寺に来てお参りをするでもなく坊さんの解説を聞いて写真を撮っていくだけ。そして、フォトジェニックなチベタンがいると写真を撮って1元くらい金を渡していく。中国で日本製カメラを買っても日本以上の値段なのでそんなものを持ってるのは間違いなく金持ちだろう。カメラは典型的な成金趣味といったところか。彼らは人の写真を撮るのに許可を得ることをしない。

さすが漢族だ[:怒り:]

今まで見た限りでは、若い世代の方が少数民族に対する関心、敬意が高いように感じられる。おっちゃん写真マニアは車をチャーターして絵になる場所に乗りつけただ写真を撮るだけだが、若者はもっと自分の足で歩いて、コミュニケーションをとったりすることも楽しんでいるように見える。とはいえ、基本的に宗教を否定している政府による教育を受けているので仏像等に対して礼拝をするという習慣はないらしい。だから数珠を持ってマニ車を回し、お参りをしていく僕が目立つのだろうか?
5時過ぎに宿へ戻り少し睡眠。8時前に起きてシャワー屋へ行き、頭を洗う。汗はほとんどかかないで体はどうでもいいのだが、移動後は埃っぽい頭が気になる。ここは3元と安かった。
それから清真食堂で夕食、ここの干伴麺はスープ付4元と安いうえ、麺にコシがあって美味かった。明日も来よう[:ニコニコ:]

本日の1曲 Candy Dulfer「Lily Was Here」

↓ロンウォ・ゴンパの弥勒菩薩殿

コメント