Day56 ようやく帰れた

昨日勝手に降ろされたバルの集落は軍の施設に食堂、宿が2軒あるだけの不便なところだ。トラックステーションでもないので、ここを朝出発する車はたぶんないだろう。だからゆっくりしていればいいのだが、電気もない宿で10時過ぎには寝てしまったので必然的に8時前には目が覚め、することもないので川で洗顔をして荷造りをして9時前にはヒッチヘ出かけることになった。

今日は寒い[:悲しい:]
雲はなく日が差しているのに風が冷たいのだ。太陽がくれる温もりが体に届く前に風にさらわれてしまうような感じ。昨日のような陽気なら5時間車を待っていたって(退屈ではあっても)つらくはないのだが、今日は1時間ちょっとで寒いなぁツライなぁと思い始めていた。10時過ぎになっても暖かくならないので毛布を出して羽織るがまだ足りない。そして悪いことに、予想通り午前中は車が来ない。3時間待ってアリ方面行はゼロ。あと150kmのところまで来て足止めは精神的にもキツイ。

12時も過ぎたのでとりあえず朝食兼昼食でもとるかと食堂へ行くが、麺類で15元とやたら高い。昨日泊まった宿の食堂へ行ってみるが、ここはカップラーメンしかないという。ガッカリ…食事はあきらめ、再び車を待つ。今日はなぜかバッタが空を乱舞している。目的もなく狂ったように大空へ向かって飛び続けているのだ。夏の終わりなのだろうか?

1時40分、ようやく今日2台目のトラックが来て停まってくれた。しかし、100元の提示。助手席にはすでに2人乗ってるし、あと150?の距離で100はいくらなんでも高すぎだろう。60元、70元と提示するが首を縦にふらない。ケチなおやじだ。寒いが次の車を待とうとあきらめかけたら80元と言ってきたのでこれで妥協する。ま、昨日60?分はタダで乗っているからいいだろう。とにかくここを早く出てアリに戻りたかった。席は狭かったが、荷台が空のトラックはまずまずのスピードで進み、1時間半ほどでナムルに到着。ここでまたも修理。はぁ、どうしてこうトラックやバスは修理ばかりしているのだろう。

幸い20分ほどで修理完了。あとは舗装道路をぶっ飛ばしてアリへ向かうだけだ。修理の後だと変にスピードを落としたり、ギアの入りが悪かったりするとドキッとしてしまう。が、何とかノンストップでアリ到着。約3時間、速かったが80元は高かったなぁという気持ちも同居。アリに着いたら風もなく暖かかった。宿のおばさんは早かったねぇと言って、また一人部屋を用意してくれた。いつも早口で何言ってるかよく分からないのだがいい人だ。預けていた荷物も問題なし。久々にゆったりできる空間に帰ってきた。

さっそく食事、それから1週間ぶりのシャワーをすませてから荷物の整理。久しぶりのコーヒーが美味い。明日、ツァンダ行バスがあるというので(ちょっと怪しいので明朝要確認だが)、早めに洗濯を済ませておく。それから久々にPCを立ち上げ、デジカメから画像を移し、続いてDVDから新HDへファイルを移動する作業を進める。いつまた壊れるのではないかとPCを触る手も戦々恐々だ。こまめにバックアップをとっておこう。

本日の1曲 福山雅治「ESCAPE」

↓羊の乳搾り…僕にもできました(笑)

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