Day84 厳戒ギルギット

約1週間滞在したスカルドゥを出てギルギットへ向かう。朝食後、スタッフにバス会社のオフィスまで送ってもらい、お別れを告げて9時過ぎにギルギットへ出発。大変お世話になりました。

スカルドゥ〜ギルギット間の道はもう6回目かな、さすがに車窓にもあまり関心がなく車内では音楽を聴きながらウトウトしていた。途中、計3回のパスポートチェックがあったが荷物チェックはなし。
予定通り3時半頃ギルギットのバススタンド着。ここまではもう何回も来ているのだが、状況がよくなかったのでギルギット市内には入ったことがない。スズキに乗って初めて市内へ入る。スズキの中でおっちゃんに名前を聞かれたので、昨日つけてもらったパキスタンネーム「カムラン」を名乗ると「おぉ、お前はムスリムか?」と言われた。ちょっとアレンジするだけでちゃんと通用するものだ。不思議。
そのおっちゃんは車内でいろいろコーランについて説教し、「俺、アラビア語読めないからコーラン読めないよ」と言ったら、驚いたことに「日本語版がある。(名前は忘れたが)○○という仏教徒からムスリムへ改宗した人が翻訳しているはずだ。」なんて言われた。ハードムスリム恐るべしだ。
さて、ギルギットの中心部でスズキを降りて宿を探す。さすがに観光客の姿は全くない。ガイドブックに載っていたところはちょっと高かったので、バザールの中にあるBT付のシングル部屋(150Rs)にチェックイン。お湯も出るし、設備はまずまずなのだが、客が少ないためか掃除が行き届いてない。やる気なさげな宿だ。しかし、明朝にはチトラールへ向け出発したいのでギルギット観光をするのはこれから日没までの2時間ほどしかなく、宿探しにあまり時間をかけることができない[:ムニョムニョ:]荷物を解いて町へ出かける。バザールは大きいが、特に見所になりそうなところはない。通りの至るところで武装警官の姿を目にする。別に声をかけられることもないが、さすがに町の写真を撮ったりするときは気を遣う。
さて、まずしなければならないのは両替。両替商が見当たらなかったのでSoneliBankでT/Cを両替。1US$=58Rsに50Rsのコミッション。公定レートが59.5Rsくらいだからこんなもんだろうか。両替後、近くの食堂でマントー(チベット、ネパールのモモと同じ)を食べる。1個2Rsと安い。これを食べるためにちゃんと醤油を持ってきたのだ。店においてある酢とあわせて酢醤油でいただく。なかなか美味い[:ディナー:]
それからギルギット川を渡り対岸を少し歩き、食堂で夕食の続き。昨年までは外国人観光客も大勢訪れる町だったのだろうが、今はほとんどいないようでかなり好奇の視線を感じる。食後、明日乗る予定のシャンドール方面行バスを探す。何人かに場所を教えてもらってシャンドールホテル内にあるNATCOのオフィスに着いたが、誰も席におらず、隣のオフィスのおやじに明朝8時にバスがでるからその前に来いと言われる。少し暗くなってきたので宿に戻りシャワーを浴び、メールをいくつか作ってからネット屋へ行く。

何と、まだ7時前だというのにメインストリートの店はすべて閉まって道行く人影もほとんどない。治安悪化のせいで日没後は一気にゴーストタウン化してしまうようだ。宿のあるNLIバザールの両端にはゲートがあってこれは既に閉められており、武装警官が警備をしていた。ネット屋へ行きたい旨を告げて開けてもらう。そして真夜中みたいな町を歩いてネット屋へ。500mくらいの道のりだが、戦時中のような状況で歩くのはかなり緊張感があった[:たらーっ:]
無事ネット屋について1週間分の日記更新を済ませる。ここもフンザと同じ衛星回線でかなり速く快適。1時間ほどして宿へ戻る。帰り道は野良犬まで現れてさらに怖さが増す。早足でバザールのゲートへ到着。やはり閉まっていたので扉を叩いて警官に開けてもらう。ボディーチェックを受けた後、ホテル名を告げたらそこまで送ってくれた。つたない英語で「No Go Out」と言われたので、夜間外出は禁止だったらしい[:モゴモゴ:]

ギルギットに平穏が訪れるにはまだかなり時間がかかりそうだ。

本日の1曲 Lenny Kravitz「Supersoulfighter」

↓ギルギット川

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