Day94 どうして日本に行きたいの?

当初予定していたNew Mehranという1泊80Rsの宿でようやく空室ができたので朝イチで宿を移る。部屋はちょっと狭く窓も小さな明かり取り程度しかないが安いからまぁいいか、と思っていたのだが、しばらくして

コンセントがない

ことに気づいた。これはちょっと許しがたい[:ぶー:]
日記の入力にPCを使ってるだけでなく、お湯を沸かすのにも(電熱コイルを使っているので)必要なのだ。フロントのオヤジにコンセントのある部屋に替えてくれと言ったが「他の部屋にもない(←たぶん嘘でしょう)、必要ならフロントのコンセントを使え」とにべもなく断られた[:バッド:]
11時頃博物館へ行ってみる。昨日、ラマダン中は13時閉館だというから少し早く行ったら金曜は12時閉館だと言う。何でこういう大事なことを情報として明示しないのだろう。さすがに腹が立った[:怒り:]
金曜はイスラムの休日なのでバザールに行っても閉まってる店が多いと思われ、新市街へ戻った。途中でツーリストインフォに寄ってタフティ・バーイへの行き方など聞いておく。ここはバスの料金表(かなり古いけど…)などが壁に掲示してあり比較的まともな案内所だった。
午後は再びネット屋へ行って日記をUP、それからすぐ近くあるコピーソフト屋でいろいろ使えそうなものを物色。数十のアプリが入って30Rs(約60円)だから安いものだ。ただ信頼性は中国より低そうで、動かないアプリや試用版をそのまま入れてあるだけだったりすることも多い。
夕方、アザーンが鳴ってからチャイ屋の兄ちゃんにカワ茶(アフガニスタンでよく飲まれる砂糖入り緑茶)をおごってもらい、しばらく話をする。アフガン人の兄ちゃんはたどたどしい英語で「日本人はアフガンにいろいろ援助をしてくれいい人間だが、アフガン人は金のために人を殺す悪い人間だ」、また「兄弟が日本にいるから数年のうちに呼んでもらえると思う。そしたら(滞在期間の)3ヶ月の間に女を見つけ日本に住むのだ。」などなどいろいろ語っていた。一緒にアフガニスタンに行かないかと誘われたので、ビザが取れないよと言い訳して断った。しかし、アフガニスタンに行くのにガイド兼用心棒としてペシャワールに大勢住んでいるアフガン兄ちゃんを連れて行くのはいいアイデアだと思った。

パキスタンやアフガニスタンの若者と話していると、日本やアメリカに行きたいとよく言われる。そしてぶっちゃけ話になってくると、日本やアメリカをうらやましく思っている最大の理由が

「女」

らしいことが分かってきた。
金を稼げるという理由も大きいが、それ以上に恋愛(というかセックス)が自由にできるということが非常に魅力的なことらしい。彼らのイメージ的には日本や西欧はフリーセックスの国なのだ。そんなところから来た女性だから痴漢してもいいだろうという気持ちも分からなくはない[:たらーっ:]
「パキスタンの女性はきれいだし、わざわざ日本人と付き合わなくたっていいじゃないか。」と言うと、「パキスタンの女性はすぐ父親に告げ口する。そしたら父親は警察を呼ぶ、俺はムショ入りだ。日本人は(セックスしても)親に言わないだろ。」だと…思わず笑ってしまったが、十代で親の決めた結婚をする社会では笑い事ではないのだろう。
夜はこの宿にある情報ノートを読んで過ごす。ここのノートは場所柄アフガン情報が豊富だ。読んでいるとやっぱり行ってみたくなる。戦争がつい最近まで20年続いていた社会を実際見てみたいものだ。
ある人はカブールの日本大使館で「イラク人質解放に20億払った」云々と長時間説教されたと書いてあった。途上国の物価で20億ってすごいなー、しかしそれを説教のネタに使う大使館員もどうかと思う。気持ちは分かるけどね…

↓カワ茶を入れるアフガン人の兄ちゃん

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