Day98 絶対人災!

7時半に起床、昨日仕込んだ酒を飲んでみたらすでに酸っぱくなり始めていた。イーストを入れすぎたのだろうか???
部屋で朝食をとってからツーリストインフォに行ってムルタン行バスの情報を聞くが、バス会社オフィスの電話番号をメモして自分で聞けというだけで終了[:ぶー:]
途上国のツーリストインフォはどこも得てしてこんなもんだ。これがNZとか観光立国だとその場で電話して聞いてくれるものだが…ここではツーリストのニーズに応えるのが仕事という理解がないのだから仕方がない[:ポロリ:]
続いて両替屋へ向かう。ピンディには両替屋がたくさん集まっているビルがあるので便利だが、10軒以上あたってT/Cを両替できる店は1軒しかなかった。しかもレートは現金より2Rs以上悪いので向かいの銀行へ行ってみる。ここでもT/Cは両替できないからStandard Chartered Bankへ行けと言われる。しかし、この銀行でもT/CがCitibank発行のものだから両替できないと断られる。そして、ピンディのCitibankは口座を持ってない人には両替してくれないのだ。散々あたってみたがたらい回しになっただけで結局両替できず[:怒りマーク:]
4月に来たときはスムーズに両替屋でチェンジできたのだが…何が変わったのだろう???仕方ない、明日イスラマバードのAMEXに行ってみることにしよう。
それからPCショップをあたってサウンドカードのドライバを入手。音も出るようになり、これでPCは完全復活だ[:拍手:]

宿で昼食をとってからイスラマバードのマルガーラタワーへ向かう。そう、土曜日の地震で崩壊したビルだ。ここへ行く目的はいくつかあるが、昨日全く地震の傷跡を感じさせなかったイスラマバードでこのビルだけが崩壊したというのが信じ難く、現場を自分の目で見てみたいというのが一つ、ボランティアが必要だったら参加するのが一つ、そしてもちろん現場で亡くなられた方々への祈りを捧げることも目的の一つだ。バスを3つ乗り継いで2時過ぎようやく現場に到着。イスラマは広い[:汗:]
現場付近は警察によって立入禁止区域が設けられあまり近づくことはできない。立入禁止のロープ際で多くの人が現場を見ようと集まっている。僕もその群れに加わり崩壊したビルとそこで行われている作業を眺め、それからちょっと人目を気にしながら手を合わせ黙祷。
(イスラムでは死者へどうやって祈るのか知らないが)ここに来ている人は皆、野次馬という感じで誰も祈っている様子は見られなかった。金持ちは家族ぐるみで車に乗って崩壊したビルを見に来たりしている。また、献花も全く見当たらない。もっと悲しみにあふれた状態かと思っていたので、だいぶイメージが違った。
現場にはもう大型クレーンなどの重機が入っていて瓦礫もかなりの部分が除去されている。人力ボランティアが必要な段階はもうとっくに終わったようだ。現場近くにはテントがたくさん張られ、ビルの住民や警官の仮の宿になっている。
警官と少し話をしたが、まだ瓦礫の下に(生死は別にして)人がいるらしい。また、隣のビルの人も全員避難していて現在は無人になっているという。
裏に回ってみると周りの建物はガラスすら割れていないのにただ一つこの建物だけが完全に崩壊しているのがよく分かる。正確にいえばこのマルガーラタワーは5つの棟に分かれていて、両脇に2つ直方体の棟があり、それに挟まれるように階段型の斜面がついた3つの棟が建っているのだが、その真ん中3つのうち一つだけが完全に崩れているのである。このシーンだけを見たらこれは地震による被害ではなく、この棟に爆弾でも落ちたと思うのが普通だろう。

地震は天災だが、このビルが崩れたことはどう見ても人災だ。

意外なことに外国のレスキューチームの姿も見えず、報道関係者の姿もほとんど目にすることはなかった。3日目になってだいぶ落ち着いたのだろう。新聞も(場所が首都であるうえ、インパクトのある絵なので)当初はこのビルに関する報道が多かったが、今朝あたりは遥かに被害が深刻なカシミールなどに関する報道が増えている。救助作業の重点もカシミールへと移ってきているようだが、救助を待ちきれない被災者が軍のトラックを襲って食糧等を強奪したというニュースもあった。

一回りして何となく重い気持ちでピンディへ戻る。帰り道ではケンカを2回見た。やはりラマダンが始まってからケンカを見かけることが多くなった。巻き込まれることのないように気をつけなければ…。

本日の1曲 Metallica「Harvester of Sorrow」

↓崩壊したマルガーラタワー

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