Day106 震災支援5日目

今日も朝からひたすら治療。メンバーも少なくなったので、かなりの患者を診ることになった。こんな状況だけに普段なら男性に肌を見せたり体を触らせたりすることはありえないムスリムの女性でも比較的素直に傷の手当をさせてくれる。(不謹慎だが)ムスリムギャルの治療もある意味貴重な経験だ[:たらーっ:]
たまに金持ちが通りがかりで治療しているところに来て、泣きながら治療を受けている子供を連れてきた父親やじいちゃんのポケットに500ルピーや1000ルピー札を突っ込んでいったりする。日本だと1〜2万円を露骨に被災者に渡しているようなもので偽善の匂いを感じてしまうが、イスラム的には喜捨(施し)は自分に返ってくるものであり、嫌味な行為ではないようだ。とはいえ、自分は物乞いではないと突っぱねる気骨のあるじいちゃんもいて、素直に格好いいと思った。家を失い、援助に頼っている状況でも断食を続けている人も多い。このようにこの被災現場で改めてイスラムの精神を感じる機会も多かった。
かと思えば家族は妻、子供など自分以外皆死んだなどと嘘を言って同情(と援助物資)を求めようとする連中もいる。とにかくよくも悪くも彼らには日本人の感覚では理解できないものがあるのだが、ここ(NWA)ではずっとパキスタンで暮らしてきた督永さん一家が柱になっているので、いろいろ教えてもらえるし非常に心強い[:モグモグ:]
印象に残っているのが

「モノをあげる支援をしても、あげられるものには限りがあるしどこかで線を引かなければならない。もらった人は神(アラー)に感謝し、もらえなかった人は私たちを恨みに思う。援助しても恨まれることばかり…」
という言葉だ。
こんなことは実際に(援助活動を)やった人間でなければ分からない。

この日は午後遅くから急に腹の具合が悪くなった[:冷や汗:]
夕食後、さらに悪化し強力な下痢止め(ロペミン)も効かない。こんなひどいのは初めてだ。皆と同じものしか食べていないのに、何が原因なのだろう?いろいろ考えると、手洗い用にミネラルウォーターのボトルに入れていた川の水を飲んでしまったのかなぁという可能性に行き着いた。その程度で僕の強靭な胃腸がやられるとは思えないが…
この夜は犬におびえながら1〜2時間に1回起きてトイレに行かなければならなかった。もっとも建物としてのトイレはないので、月夜の下で木陰にかくれ尻をまくって用を足すだけだが…つらかった[:撃沈:]

本日の1曲 SMAP「たいせつ」

↓額に傷を負った少年

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