Day216 感染警告

今日もカイセン(疥癬)撲滅のため、全てのテントに声をかけて布団や枕を干させ、昨日やらなかった列のテント地面に殺虫剤を散布。子供が多いのでちょっと気にはなるが、テント村という環境では他にやりようがないから仕方がない[:たらーっ:]
今日はちょっと日が陰っていて洗濯日和とはいえないが、できる日は全て布団干しをやらせることにした。症状が出ている人にはクリームやローションを塗る。他にも傷や軽い病気の対応をしたり、子供の相手をしたりして午前中が終了。昼食はスタッフ分も含めローティー職人たちが作ってくれる。当然、毎日カレーだ。
そういえば、今朝久々に2歳の双子兄弟がテント村に帰ってきた。どっちが先に生まれたのかは知らないが、テント村にいる間に片方は病気をし、もう片方は食欲旺盛(ついでに好奇心も旺盛)なので、初めはあまり区別がつかなかったのだが最近は顔のふっくら具合が違うので一目で分かるようになった。でぶっちょのほうは前からなついていたので、久々に会っても抱き上げようとしたらすぐ笑顔で手を伸ばしてきた。ちょっとしたことだけどやっぱりうれしいもんだ[:ラッキー:]
1ヶ月離れていた(もともとほとんど分からないが)ウルドゥー語も徐々に思い出してきたし、ブランクを感じなくなってきた。午後はローカルスタッフ中心に在庫チェックを行う。そろそろ地震から4ヶ月、もうだいぶ暖かくなってきたのでこれから入ってきたいという被災者はまずいないだろう(希望者がいたらそれにはテント村のかけもちを増やしてストックを稼いでおこうという目論見が十分考えられるので慎重にインタビューをして入居諾否を決めなければならない)。入居者が増えないであろうからも食糧や石鹸などの消耗品以外の備品はもうほとんど購入の必要がない。余分なものがあったら早めに配布してあげたほうが活用の余地が広がるので、適当に分けてあげたほうがいいだろう。壊れかけの子供のおもちゃなどが目についたので、一人でいた女の子にあげたら他の子が見つけて自分にもくれと言い出した。大したものじゃないし、こそっとあげたつもりだったがやっぱり面倒なことになってしまった。難しいものだ。
夕方、スタッフがカイセン症状のひどい少年を皮膚科に連れて行く。後で医者の話を聞くと、ダニの卵は空中に飛散するから気をつけないとあなた達も感染の可能性がありますよ、といわれたという。現にその医者は患部に全く手を触れなかったという。自分がしばらく痒いくらいは我慢するが、さらに他の人にうつすのは避けたい。入浴、洗濯をこまめにしなきゃならないなぁ。

本日の1曲 SADE「Smooth Operator」

↓死んだフリ(笑)
[:たらーっ:]

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