Day246 悲報

今日の午前中はテント村学校の手伝いをしていたのでちょっと忙しかった。高学年の子には主に計算問題をさせるのだが、数が多いと採点がかなりの手間だ。何人かの子は自信家なのか、僕がアホと思われているのか、採点して返した答案を持ってきて「これのどこが間違いなんだよ」と言ってくる。9割方子供の勘違いだが、たまに自分が間違えてたりするのでちょっとあわてる。
昼ちょっと前にオフィステントに戻ると、ローカルスタッフから「イスラマにあるどこかのテント村にいるカシミーリで亡くなった人がいて、家族を探しているという人が来たが、登録されている名前で一致する人がいなかったので該当者なしと答えた。が、名前の一部が同じ人がいて彼がちょうど数日前からカシミールに戻っているというので、奥さんに確認したらどうも探していた人らしい。」という情報が入る。登録情報に親戚の電話番号が書いてあったので、奥さんにかけさせて本人と亡くなった人が同じなのか確認させるように伝えると、パキスタンでは誰かが亡くなっても第三者はそれを家族に伝えることはしないから奥さんにかけさせるのはやめたほうがいいという。理解に苦しむ風習だが、そういった習慣は尊重しなければならない。スタッフから連絡をとらせ、どうやら本人に間違いない、カシミールで心臓発作を起こして亡くなり、もう埋葬まで済んでいるということが分かった。重苦しい雰囲気が漂うが、ここで死を公にするわけにはいかないので、ダンナさんが事故に巻き込まれたらしいみたいな話を作って対応はローカルスタッフに任せる。奥さんはさっそくテントを片付け、小さな子供を連れてカシミールへと向かった。今朝ちょうどそのおばさんから具合が悪い、吐き気がすると言われ、薬をあげていたので、体調も優れない状態で夫の死に直面して大丈夫なのか心配になる。ダンナは45歳くらいで、心臓発作を起こすような年齢でもないと思うのだがよく頭痛やセキを訴えていたのでもともと体がよくなかったのかもしれない。
地震で家を失い、テント村に入っている間に夫をなくして未亡人になった奥さんはこれからどうして暮らしていくのだろう。子だくさんの家庭でないことが不幸中の幸いかもしれない。未亡人や障害者は家族、親戚の助けを受けながら生きていくしかないのだろうが、僕らも何か彼女たちの将来に希望を持たせられるような手助けをしてあげたいものだ。

本日の1曲 浜崎あゆみ「Free & Easy」

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