Day266 アブちゃんを訪ねる

6時半に起床、パッキングをすませ20分後にはチェックアウトしNATCOのオフィスへ向かう。コースターは定刻の7時半に出発、一路ハプルーを目指す。この道沿いにもたくさん杏の木があるが、スカルドゥ近辺では満開だったもののハプルーへ向かうにつれ花が開いていない木が多くなってくる。今日も曇りで肌寒いうえ、バスのドアすぐ後ろの席だったので足が冷えてちょっとつらかった[:てれちゃう:]
11時ハプルー着。前に入ったことのある食堂で昼食をとってタンドールのオヤジにマチュルーへ行く道のりについて聞いてみる。オヤジいわく、歩いても2時間ほどだというので、天気もよくなったことだし、歩いていってみることにした[:ジョギング:]
お土産用に牛肉2kg分を買い込んで出発。ハプルーを出てすぐのところにポリスチェックがあり、外国人は登録のうえここのコマンダーから許可を得なければ入域できないことになっているらしい。詰所に入って食事を勧められつつ、なぜガイドがいないのか、歩いてマチュルーに行くのかなど色々質問を受けたが、最終的にはそこの責任者がコマンダーに電話で了解を取って通過OKとなる。
ここからしばらくは非番で村へ戻る軍人が荷物1つを持ってくれ40分ほど一緒に歩くことになった。吊り橋で軍人と別れ、橋を渡ってしばらく進むとサリンの村に入る。この辺りまでは青空だったが、マチュルー近くになるにつれ段々曇ってきた。2時半ころマチュルー到着。この周辺もとても杏が多いのだが残念ながらまだ全くつぼみのままだ。NWAのテント村から一足早く村に戻っていたローカルスタッフのアブドゥル(通称アブちゃん)を訪ねようと村の子供に案内してもらうがあいにく不在。人づてに呼んでもらって、村にある小さなバザールで帰ってくるのを待つ。ここにも生意気なガキがいて英語も話せないのにやたらまとわりついて人のことをあれこれとしゃべっている。近くの家の子が「アングレーゼ(バルティ語で外人という意味なのだろうか?)」としつこく呼んでくる。
30分ほどでアブちゃんが帰ってきて久々の再会。事前に連絡してなかったのでちょっと驚いていたようだが、さっそく家へ入れてくれた。お土産を渡し、お茶をいただきつつ、テント村の話などをして過ごす。アブドゥル家は男の子5人女の子2人の大所帯だ。女の子はアブちゃんによく似ている。遠目に僕のほうを見ているが近寄ってはこない。アブちゃんはイスラマバードで日本人と一緒に働いて長いが家族はずっとマチュルーなので、あまり外国人に慣れていないのだろう。保守的な土地柄か奥さんも挨拶には出てこない。
NWAの作った集会所など近所を案内してもらい、夕方には買ってきた肉入りのカレーとご飯が出てきた。日本人が来たのでわざわざご飯を炊いてくれてのだろう。この村も電力事情が悪く夜は電気が来ないが、集会所から発電機を持ってきて特別に回してくれたのでしばらく2人でテレビを見る。夜は冷えるので9時頃には就寝。

本日の1曲 Robbie Williams「Radio」

↓マチュルー村からの眺め

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