Day297 酷暑ジャンムー

7時半頃起きるが、腹が痛い。トイレに行ってついでに歯磨きとシャワーを済ませる。やっぱり下痢だった。昨日はあまりに暑くて水ばかり飲んで、夜もFANを回しっぱなしで寝たからそのせいだろう。一応、細菌感染の可能性も考えMetronidazoleを飲んでおく。30分くらい横になって様子をみるが大丈夫そうだったので町へ出てみるがしばらくしてまた腹痛がきたので宿に戻ってLoperamideを飲む。これで抑えてくれるだろう。
また30分ほど様子を見てから再び出かける。観光の前にまずはラダックで必要な分の両替をしなければならない。昨日歩いたところではジャンムーにはチェンマネ屋はないようだ。何人かに聞きながらState Bank Of Indiaを探すが、ようやく見つかったところでは外貨両替をしていないからMain Branchへ行くように言われる。猛暑の中、1時間弱歩いてようやく銀行を探し当てる。入口にはマシンガンを構えた兵士が3人おりものものしい警戒だ。入るときは全員ボディーチェックを受け、僕もカメラを預けさせられた。T/Cの方が好レートでコミッションもなしだった。銀行側でいろいろと入力する必要があり、手続にはちょっと時間がかかった。
銀行を探すのに町の中心部は一通り歩いたのでこの町の構造がだいたい理解できた。軍資金もできたのでラッシーを飲んでから観光開始。まずは町の中心にあるラグナート寺院へ。ここも入口に兵士がいてカメラ等荷物を預けないとならない。ヒンドゥー寺院はイスラムテロリストにとっては標的の1つなのだろう。この数日で気づいたが、つたないヒンドゥー語で挨拶したり、何かを尋ねたりしていると僕はネパール人と思われていることが多いらしい。この寺でも入るときにネパーリかと聞かれたので「ジー(Yes)」と答えておく(ヒンドゥー寺院ではヒンドゥー教徒以外の入場を禁じている場合があるから)。ここは寺というよりは寺院群といった様子で、いくつかの寺(というか祠?)が集まっている。さほど古いものではなく、漫画チックなヒンドゥー神がたくさん祀られている。ヒンドゥー寺院の面倒なところは神像を見にいこうと近寄るとオヤジが勝手にお祈りを始めて額にヒンドゥーブレッシングの赤い印を入れ、終わったら金を要求してくることだ。警戒していたのだが、ついお祈りをやられてしまい10Rs支払うことになった。
僕はヒンドゥー寺院でお祈りをするときはいつも「インド人の強欲が治りますように」とヒンドゥーの神様にお願いしているのだが、永遠に聞き入れられることはないかもしれない。
この寺院群を出てから昼食にパコラを食べて、4kmほど離れたところにあるバフガーデンへ行ってみる。なかなかきれいな庭園だったが、なぜか全ての噴水は止まっていた。こういう暑い日にこそ噴水で見た目だけでも涼しくさせてほしいのに…。この庭園を上がったところにはバフフォートという砦があるのだが、ここも入る際に手荷物預けが必要で、中はヒンドゥー寺院になっているというので面倒くさくて入らず。また庭園に戻って日陰を見つけ涼む。ここには冷水器があって、お腹をこわしているにも関わらずどうしても冷たい水の誘惑に勝てず何杯か飲んでしまった。暑くてこれ以上動く気にならないので宿へ戻りシャワーを浴びてから昼寝。新聞を見たら今日の予想最高気温は40.2℃になっていた。明日から過ごす標高3500mの世界との気温差はどれくらいあるのだろう???

本日の1曲 U2「Vertigo」

↓ラグナート寺院

コメント

  1. HK より:

    おひさしぶりです。腹痛を抱えながらラッシーを飲むキムカツさんはかっこいいと思います。温度差も過酷な様ですね。ゆっくり休養しながら進んでください。応援しています。