チェ 勝利と敗北

せっかくのファーストデイ(映画の日)なので、チェ・ゲバラの「28歳の革命」と「39歳 別れの手紙」を続けて見てきた。
セリフは90%スペイン語で(そっくりさんの域に近い)ベニチオ・デル・トロの熱演もあって臨場感たっぷり[:グッド:]

「28歳の革命」のほうは、フィデル達とメキシコからキューバへ渡り、ゲリラ戦を繰り返しながら、遂には革命を成功させる道筋を描きつつ、革命後のニューヨーク国連本部での演説のシーンを挿入したりしているが、「39歳 別れの手紙」では、ほぼ時間軸に沿ってボリビアでの孤独な活動と大包囲網に囲まれ、処刑に至る最後までつまり、敗北への道を描いている。

前編で印象深いのが、「読み書き」ができることを戦士に求め、自身も行軍中の休憩中にも読書を欠かさない姿勢。そういうインテリなところも彼が死後40年以上経ってもアイコンとして多くの人に支持されている要素の1つなのだろう。
後編では、外国人である彼がキューバ革命の時とは違って、民衆の支持をなかなか受けることができずに部隊は分断、八方塞がりに追い込まれていく様子が痛々しい。
アルゼンチン人であった彼がキューバで受け入れられたのは、最高司令官であるフィデルの信頼によるところが大きかったのかもしれない、自身が最高司令官の立場となったとき、外国人であることのマイナスは想像以上に大きかったのか。

しかし、革命戦士として倒れたからこそ、チェは世界中で愛されたのであり、病に伏してからのフィデルのようにジャージ姿など見たら皆、幻滅してしまうかもしれない。

また、ゲリラ戦のリアルな映像を見ていると、アフガニスタンなどで闘っている反米勢力も同じように、自分たちの正義を信じて活動しているのだろうか、テロリストと呼ばれている彼らとフィデルやチェの違いはどこかにあるのだろうかと考えてしまう。

最後に…
ベニチオ演じるチェが

古谷一行

に見えてしまったのは僕だけでしょうか[:!?:]

本日の1曲
Norah Jones「Nightingale」

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