エア・ツネ

今季初めてのJリーグ観戦。川崎FvsV神戸戦を等々力で楽しんできた。約1時間前にスタジアムに着いたが、自由席はかなり埋まっていて、入口と反対側のほうまで行かないと席を確保できなかった。
川崎は去年から何試合か見ているが、神戸は初めて。どうしても海外帰りの大久保と宮本に目が行く。宮本は最近、本来のセンターバックからボランチにコンバートされMFでのスタメン登録。遠目にもマッチョな上半身が分かる。

さあ、試合開始。川崎はジュニーニョ、レナチーニョというキープ力のあるブラジル人、フィジカルの強い鄭大世、そして司令塔の中村憲剛と攻撃のカードは揃っていて、攻撃に入ったときの迫力、スピードがある。神戸は大久保、宮本の見せ場も少なく前半はやや劣勢。
前半25分、テセがシュートしたこぼれ球が憲剛の前に、難しそうな浮き球だったが、冷静に振りぬきミドルネットへ。素晴らしいゴールだった。これでペースに乗って格下の神戸に楽勝かと思ったら、10分後にCK、ゴール前の混戦から大久保に決められた。見ていたサイドからゴールが遠かったので、よく分からなかったのだが…
前半終了間際、今度は川崎のCK、憲剛の蹴ったボールは待ち構えていた菊池の頭へ。フリーになっていたようで、ジャンプすることもなく簡単にヘッドで押し込んで追加点。
中村憲剛1ゴール、1アシストの活躍で1点リードで前半終了。

後半は、川崎に疲れが見える。神戸にプレスをかけられっ放しで、余裕のあるボール回しが全くできず苦しい時間帯が続く。
そして、20分過ぎにはツネ様、まさかの芸術的オーバーヘッドでのゴール!

生でオーバーヘッドキックのゴールを見ることができるとは思わなかった。川崎ホーム席にいながら反射的に手を叩いてしまう。
宮本もここまであまりいい動きではなく、彼のようなポジショニング、読みでリスクをつぶしていくタイプの選手は最近の速いプレスの運動量の多いサッカーでボランチをやるのは厳しいんじゃないかな、と思って見ていたが、このスーパーゴールでヒーローになってしまった。

試合はこの後も神戸ペースで進み、川崎は足が止まって、攻撃の芽が見えない。大久保はかなりラフだが勢い・スピードに乗ってゴールに迫ってくるので守備側から見てるとやはり怖い選手。タイムアップ前には菊池がペナルティエリア近くで大久保を倒し、今日2枚目のファウルで退場。イエローが出されるようなプレーには見えなかったけどな…
結局、2-2のドローで試合終了。

川崎が勝ち点3を取れなかったのは残念だが、オーバーヘッドゴールを見られたから満足。「キャプテン翼」を読みながらサッカーをしていた少年時代に戻った気がした。

本日の1曲 Journey「Who’s Crying Now」

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