Unseen Lithuania

今月7日から代官山のヒルサイドテラスで行われていた「リトアニア・日本国交樹立90周年記念事業」実行委員会主催の写真展「Unseen Lithuania(知られざるリトアニア)」(photo by Marius Jovaisa)の最終日、展覧会と終了後に行われるリトアニア人ピアニスト ユスタス・ドワリョーナス(Justas Dvarionas)のコンサートを聴きに出かける。展覧会最終日は16時までとなっていたのだが、到着が15:55。

間に合うのか???

しかし、何の問題もなく写真を楽しむことができた(笑)。
美しいリトアニアの風景が約30枚くらい…マーリュス・ヨーヴァイシャによる空撮は神秘的といえるほど素晴らしい。2年前1週間ほど滞在したリトアニアだが交流中心のプログラムだったこともあり、こういった自然を楽しむ時間はほとんどなく、今回改めてその北欧的な森林や湖、砂丘といった財産に目を向ける機会となった。もちろん、ビリニュス旧市街やトラカイ城、ケルナヴェ、十字架の丘といった観光名所(かつ僕らが訪れた場所)の写真もあった。
アーティストも会場に来ていたが、写真の多くは朝方、もしくは夕方に撮られたものが多いようだ。なので、朝日に照らされ森がオレンジ色を帯びていたり、もやに包まれたいたりと独特のムードを醸し出している。あぁ、またゆっくりと回ってみたいなぁ…

さて、17時からはコンサート。クラシック音楽を生で聴くのはいつ以来だろう。ナルコレプシーの僕に耐えられるか不安。ユスタス・ドワリョーナスは20世紀リトアニアの著名な作曲家バリース・ドワリョーナスの孫だそうで、本日の曲目にも当然祖父の曲が入っていた。
バッハに続き、リトアニアで最も有名な作曲家チュルリョーニス(むう、名前が覚えられない…)のPreludes。チュルリョーニス、初めて聴いたがとてもいい曲だった。改めてCDで聴いてみよう。
この後、祖父の書いたピアノ小曲集、プロコフィエフのピアノソナタと続き2時間弱でコンサート終了。
アンコールはトムとジェリーがピアノを弾いているようなお祖父さん作の早弾き曲でした。ユスタスさんはかなりトーク好きなようで演奏の前にかなり長い解説をして、通訳さんはちょっと困っていた(笑)。

という、ちょっと自分らしくない芸術的日曜日だったが、写真も音楽も素晴らしく大満足!

本日の1曲 Mikalojus Konstantinas Ciurlionis「前奏曲 変ニ長調」

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