中国・ベトナムの旅 Day9

今日でいよいよ正月の中国旅行も実質最終日。早朝の飛行機で昆明から成都へ移動し、明日の朝便で上海経由で成田へ飛ぶ。
昆明最終日の宿は楽天トラベルで予約した皇廷飯店(ROYAL GARDEN HOTEL)というヨーロッパ風の宿。今回の宿は成都、昆明の初日・最終日のみ楽天トラベルで予約していったのだが、予約の必要はなかったというのが正直な感想。
オンラインホテル予約について書いておくと、成都、昆明あたりだとだいたい日本円で2000円くらいの宿から紹介されており、その多くは特別価格で半額など正規料金より大幅ディスカウントされているような書き方をされているが、今回の旅で泊まった3軒について言えば、どこもフロントの脇にかかっている房价表の価格と同じだった。要は実際の価格をチェックできない外国人用にweb用の正規料金を適当にでっち上げ、割引率を見せることでお得感を出そうとしているだけのことだ。楽天など運営会社が主導しているのか分からないが、見て見ぬふりをしているのか…割引率に惑わされず、実際の価格で判断するべきだ。

そして、予約のデメリットもある。それは、大きくいって2つ

値切れない そして 部屋を見ることができない

ことだ。5ツ星ホテルは知らないが、宿代は交渉可能なものだ。客の入りで値段は大きく変わる。今回の旅でも150元が80元になったところもあったし、実際部屋を見ると思ったより古かったり、掃除が行き届いてなかったという不満はいろいろ出てくる。テレビが点かない、お湯がでないといった個別事情なら部屋を換えろという交渉が可能だが、部屋の古さや掃除についてはどの部屋も大差ないのだろうから文句の言いようがない。

今回は、旅程がきつく、連れがいたので宿探しに時間を取られたくなかったので3泊ほど予約したが、不要だったかなというのが正直な感想。バックパッカー時代はコストパフォーマンスの高い宿を見つけて人に教えてあげるのが楽しみの1つだったのだが…忙しい旅はやだなぁ。

さて、皇廷飯店だが、ここを選んだ理由が空港から近いこと。地図で見ると2キロくらいの距離だったので空港まで歩いていってみることにした。歩いて空港に行ったのはブラジル リオデジャネイロの国内線用サントス・デュモン空港以来。歩いて入れるのかちょっと不安もあったが、空港までの大通りに出ると同じように荷物を持って歩いている人が数人いて安心。実際、駐車場からターミナルまで何の問題もなく入ることができた。
今回のフライトは遅れたりすることもなく成都到着。前回と同じようにエアポートバスで市内に移動、ここから今夜の宿はさほど遠くないはずなので歩いていく。今日の宿は外国人ツアーも利用するようでフロントもしっかりした英語を話す。部屋は新しいとはいえないがエアコンもしっかりしていてお湯もばっちり出るので、ツアー利用されるのも納得。

一休みしてどこに行くか検討。当初の計画では楽山へ行こうと考えていたのだが、小雨が降っていて、時間的にも余裕がないのでベタにパンダを見に成都動物園に行ってみることにした。動物園の近くに昭覚寺公文站(バスターミナル)があるのでバスは多い。小雨降る市内を散歩、公園では正月を迎える準備が行われている。イスラム(清真)食堂で再びラグマンを食べてから動物園へ。バスターミナルから向かうと動物園の手前に昭覚寺がある(中でつながっている)ので、先に昭覚寺にお参りする(門票2元)。中ではオバチャンボランティア?たちが灯明を並べたりと正月の準備に忙しそうだ。中国人も初詣に行くのだろうか?


















動物園に入ると(門票8元)、さっそく孔雀が羽を広げて迎えてくれた。とてもラッキー。



ゆっくり見て回りたかったのだが、すごく冷えてきたので虎や金絲猴、そしてパンダといった人気者を重点的に見ることにする。チベタンの家族を何組か見かける。若者は洋装だが、母はチベット服にパンデン姿だったりするので正月休みに出稼ぎをしている息子のところへ出てきたカムのチベタンといったところだろうか。日本のパンダは昼は寝ていて動かないというイメージだが、ここでは幸い一生懸命笹をかじっていたりと元気な姿を見せてくれた。
























耐え難いほど寒くなったので動物園を切り上げて宿に退避。暖まったところで旅行最終日のショッピングに出かける。大晦日なのでついでに部屋で食事をできるよう惣菜も買っておこう。宿のすぐ隣がCarrefourなので非常に便利。しかし、成都市内の交通の混乱ぶりはすごい。高層階の部屋から交差点を眺めているとよく事故が起きないものだと逆に感心してしまう。

本日の1曲 朴路美 & THE ALCHEMISTS「The Ore of Dreams」

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