宮崎小旅行(その3)

昨夜の宴会は、思っていたより大人しく終了し(笑)、「ウコンの力」を飲んで準備していく必要もなかった。しかし、腹いっぱい食べたことは変りなく、今朝も変わらず満腹状態だったので、昨日訪れた如意輪寺まで散歩に出かける。沢沿いに15分ほど坂道を登ったところにあるこの真言宗のお寺の奥には「那智の滝」と呼ばれる滝があり、非常に涼しくて気持ちがいい。滝の水も飲めるし、鐘も衝くことができる、延岡を訪れたら足をのばしてほしいところだ。






朝食後、養豚をしている従兄弟の豚舎を訪問。子供のころから何度も訪れてはいるが、今回はたまたま豚の出産を見ることができた。豚は10匹以上一度に出産し、生まれるとすぐに母の乳に貪りつく。母は横になって乳を与えるだけで動くこともできず、ちょっと気の毒。


この後、墓参りをして、母方の親戚とのランチ。「源太」という店でボリュームもあって美味かった。ボリュームがあるのは昨夜の「麦酒蔵~びあぐら~ 【Hideji】」も同様で、東京近辺の店に慣れていると、量の違いに驚く。

食後、皆に別れを告げて、僕らは西都原古墳群へ向かう。一作日と同じ道を南下し、国道10号から高鍋で高速に上がり、西都ICで下りる。西都IC近くには航空自衛隊新田原基地があり、航空機の離着陸が頻繁にあるらしく、飛行機の絵が描かれた「わき見注意」の標識がある。

さて、西都原古墳群だが、面白いことに延岡で西都原古墳に行くと言うと、誰もが「う~ん、今なんか花咲いてたかなぁ」と答える。つまり、宮崎県民はここを遺跡としてではなく、花を楽しむ公園として訪れているということらしい。残念ながら、ちょうど今は花の閑散期らしく、畑にはコスモスらしき芽が生えかかっている状態だった。レンタカーを返す都合上、あまり時間がなかったので入ってすぐのところにある第2古墳群を見て、西都原考古博物館をささっと回るだけしかできなかったが、広々とした草原にボコボコとかつての豪族の墓が点在し、今ではきれいに整備された歩道でけっこうな数の人がジョギングやウォーキングを楽しんでいる、とてもいい雰囲気のところだ。考古博物館も無料とは思えないレベルで展示も充実しており、改めて2~3時間かけてゆっくり見たいと、後ろ髪をひかれつつ空港へ車を出す。


空港ではいくつかお土産を買って最終のANA羽田便で帰るが、羽田の着陸が混んでいるという理由で出発も、到着も遅れた。日曜夜の羽田着便はやっぱり混んでるんだなぁ。

本日の1曲 The POLICE「The Bed’s Too Big Without You」

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