【読書メモ】華竜の宮(上田早夕里著 早川書房刊)

【読書メモ】とタイトルにつけている場合、ビジネス書を読んで後々自分が思い出せるようにエッセンスを書いているのだが、今回はただの感想、というかぜひ多くの方に読んでほしいというもの。
普段、ほとんどSFというジャンルの小説を読むことはないのだが、たまたま新聞の書評で高評価だった本書を図書館で予約して、半年後ようやく順番が回ってきて読むことができた。

で、早速感想

すげぇ面白い!著者に敬意を払ってちゃんと1冊買います。

個人的には「映画化間違いなし」の作品だと思うのだが、SFというジャンルに縁がないから単純にそう思ってしまうのだろうか?映画で見たいと思うのは自分の想像力の欠如の反映かもしれない。でも、やっぱり見てみたい。誰か映画化してください。

ネタバレになるので、ストーリーにはあまり触れないが、導入部分からプレートテクトニクスの話で、震災直後の今読むと、そういう可能性もあるかも…とついつい引き込まれる展開。そして、主人公青澄とそのアシスタント知性体「マキ」との関係は、マトリックスを思い起こさずにいられない。この2作が好きな人ならまず満足するのではないだろうか。

登場人物は皆非常に魅力的で、青澄の外交官としての正義感、人間臭さ、スリリングなツキソメとの2度目の交渉の場面、魚舟・獣舟という生物、どこをとっても映画向きだと思う…
去年は、1月に「アバター」を見て、今年No1の映画はもう決まったと思ったが、今年はこの1冊で今年No1の小説は決まりという感じ。

本日の1曲 TEARS FOR FEARS「Fish out of Water」

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