【読書メモ】残念な努力(美崎栄一郎著 青志社刊)

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)
』で一躍有名になったサラリーマン作家美崎栄一郎氏の著作。実は、氏の本を読むのは初めて。

次から次へと出てくる””例に著者の観察眼の鋭さがよく現れている。同時に、なるほど「結果を出す人」はこういうところに着眼しているのか、という部分は大変参考になった。もちろん、個人的に?と思うような例もたくさんあるが…
例えば、議事録についての項などは、自分自身かつてはテープ起こしを文章で再現するのが議事録を作る作業だと思い込んでいたが、確かにその討議内容と結果が分かればよかったのだ。

努力とは、仕事などにおける”プロセス”部分であるが、“結果”につながらないプロセスにいくら力を注いでもそれは”残念な努力”にしかならないということ。だから、どういうプロセスを経ていけばゴールに最短で着けるのかを考えなければならない。その習慣を身につけるためには、著者のいう失敗例を学ぶことも有効だろうと納得。

以下、面白いと思った”残念な努力”例を抜き書き。
・仕事用と勉強用のノートを分けない…勉強用ノートを仕事用ノートのB面に作ることで仕事の半端時間を有効活用する
・コインパーキング…あえて空きを作ることで使おうと思わせる。そして、100円/時の累計から月極との利益差を考える。
・会議に呼ばれたときは「何を決めるために集まるのか」確認する。ゴールの分からない集まりに出てもムダ
・「いつかお会いしましょう」で終わらない。本当に会いたかったら次のアポをとる。いいと思ったら即実行
・客が求めていない根性を見せても意味はない。仕事のクオリティを上げる根性こそが求められる。ものを決めるための基準やルールを知っておく。計算上の数値と体感値が違うことは間々ある。ex.不動産では80mが徒歩1分
・ネット上にある情報は誰でも利用できるソースにすぎない。情報は足で稼ぐことはネット時代でも変わらない。人を感動させるサービスを生み出すには自らも感動体験をしなければならない
・タイトルと中身が一致しないのは典型的な残念な企画。タイトル大事、しかしその後にくどくど説明をする必要はない。ex.映画の予告編は10分もいらない
・何の情報もない年賀状を出さない。 
・初めての誘いを断っていては出会いはない

ちょっと”残念な”というキーワードがうるさく感じるが、サラリーマンには逆説的なよい学習書だと思う。

本日の1曲 Mr.Big「Rock & Roll Over」

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