東京ライフハック研究会 vol.9 「プレゼンテーション」での学び

8月19日(日)およそ半年ぶりの開催となる東ラ研に参加しました。今回のテーマは「プレゼンテーション」。実は、現在の小さな組織では、仕事の商談はたいてい1対1か2対2で、数人を前にしてスライドを使ったプレゼンを行う機会はありません。しかし、この会では、講師からまた(IT系が多数の)参加者の皆さんから普段の仕事では得られないお話を伺えるので、テーマに関わらず可能な限り参加したいと考えています。


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さて、今回は半年ぶりということで、@BECK1240会長から、東ラ研のあり方について考えてきたことや今後の方向性についてのお話がありました。確かに、ライフハック系のセミナーは増えてきましたが、僕の場合はテーマや講師、受講料などを見ながら年に数回参加している程度なので特に負担に感じることはないですね。ワーク、アウトプット重視の姿勢はさっそく今回から現れていたように思います。

@fujimottaさんの講演

まず、プレゼンが相手に突き刺さらないのは「フォーカス」できてないからという命題の提示から、フォーカスプレゼンの作り方に入っていきます。

フォーカスするのは、以下の3つです。

  1. コンテンツ
  2. 手法

各フォーカスポイント毎に簡単にまとめますと

 「人」にフォーカスする
プレゼンを聴きに来る人は何らかの問題を抱えていて、プレゼンによって問題が解決するかも、という希望を持っているにもかかわらず、話す人は一方的に自分の話をしてしまいがち。

このギャップを埋めるために、話者は相手のことをまず考えなければなりません。具体的には、相手が何を求めているかをイメージして、自分はそれに対して何を提供できるかを考えるということです。

 「コンテンツ」にフォーカスする
プレゼンで一番大切なものはアイデアそのものではなく、ストーリーにあります。(問題の生じている)現実から理想へとつなぐのがPresentation Arcで、それがプレゼンの軸となるものです。

具体的なコンテンツ作成の手法として、紹介されたのが

  1. ブロックメモなどを使ってメモをたくさん書き出す
  2. 捨てる ここで相手に必要な物が何かを考えます
  3. 残ったメモでストーリーを作る
  4. 話の最後にもう一度自分が伝えたいことを語る

というものです。確かに、いいものを作り出すためには、手を動かすという作業を惜しんではいけない、のは正論でしょう。

ワーク

今回のワークは非常にハードで、トータル20分くらいでアイデア出しからスケッチブックへ書き出してのグループ内プレゼンを行うというものでした。こういう場合、テーマ選択は非常に重要で、聴き手が問題意識を持てない内容だと意識を引っ張るのが難しいと感じました。また、フィードバックは貴重で、僕の場合、「声が小さい」と言われたのは、自分では全く感じていないことでした。

@fujimottaさんの講演(続き)

ここで、再度@fujimottaさんの講演に戻り、フォーカス3「手法」のお話を伺います。

この章は、スライドについての考察で、大前提は「スライドはなくてもかまわない」もので、「資料ではなく視覚効果である」ということです。僕は、プレゼン用のパワポを作った経験はほとんどないのですが、凝りたくなってしまう感覚はよく理解できます。しかし、いいスライドを作ることといいプレゼンをすることは全く別物なのです。

 @fujimottaさんのスライド作り3箇条

  • 装飾は必要最低限に
  • コントラストを意識する(画像を背景にする場合は要注意)
  • アニメーションは意味を考える

プレゼンの主役は話者であって、スライドに集中されては本末転倒なのですね。実際、今回のプレゼンで使用されていたスライドは非常にシンプルなものでした。

以上で、講演は終了です。はじめにおっしゃっていた通り、1時間半程度で理解するにはちょうどよいボリュームでした。各項目の最後に「まとめ」を付けてくださったのもありがたいです。

Lightning Talk

「プレゼンのデリバリー」についてのお話は大変参考になりました。TEDなどで「観る」こと、そして「実践」し、「Feedback」をもらうことがプレゼンスキルの向上に役立つでしょう。

@BECK1240会長によるLTの壁をなくす軽いTalkに続いて佐々木正悟(@nokiba)さんのプレゼンです。

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photo credit: Victor Bezrukov via photo pin cc

テクニック以前に、最も大事なことが『「伝えるモード」で話す』というでした。当たり前のように思えますが、本気で何かをする(この場合は伝える)ということは、けっこう恥ずかしいことで、リスクを伴います。しかし、その覚悟で話さない限り、やっぱり伝わらないプレゼンになってしまいます。

これは、プレゼンだけに限らず、リスクを冒して本気で何かに取り組むことなくして、成功も成長もないのではないでしょうか。もちろん、本気でやって失敗することもあるでしょう。しかし、その失敗は、恥ずかしいから本気でやらずにうまくいかなかった場合の失敗とは異なるものだと思います。佐々木さんがあの調子でお話になると、”熱さ”は感じないのですが、核心をついた一言でした。

以上で第9回東京ライフハック研究会は終了。懇親会では、久しぶりに会った方との話が弾みました。次回はプレゼン大会、せっかくの機会なので参戦してみたいです。

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