FlickrのProアカウント解約、返金の流れ

米Yahoo!が運営している写真のオンラインストレージサービス「Flickr」が5月にサービス内容を大幅に変更(無料アカウントの制限を大幅に緩和)しました。今回のサービス内容変更に伴い、今まで撮影した写真のバックアップとして使うなら必須であったProアカウント(25USD/年)の意義が大きく変わることになりました。

新サービスでは、有料のプレミアム会員フィーで収益を上げるのではなく、ユーザーは無料、収益は広告で上げるというスタンスに転換したようです。

 

Freeユーザーに対して今まで設けていた「毎月アップロードできる写真は100MBまで」という制限を撤廃し

  • アップロードする写真の総容量上限が1TB(1枚200MBまで、動画は1080p で1GBまで)
  • 月の帯域制限なし
  • 広告が表示される

という、ほぼ無制限モデルに変更されました。

そして、従来のProアカウントを継続する場合

  • 従来の料金(25USD/年)で今後も更新可能
  • 従来の Pro 特典だった無制限ストレージや広告フリーはそのまま

という点がFree版との違いになり、もう1つのポイントは「一度Pro→Freeにしてしまうと、再びProに戻ることはできない」ということです。

Proの料金もひと月当に換算すればわずか200円強なのでちょっと悩みましたが、結局Proアカウントを解約し、Freeに替えることにしました。

その理由は、

  • 写真のバックアップ先としてProアカウントを3年近く使用してきて、Flickrのサイトから写真を見ることがほとんどなかったこと
  • 現在約25,000枚の写真がアップロードされているが、それで消費したストレージが700GB未満で、1TBあればおそらく30年以上はいっぱいにはならない容量であろうと思われること

の2点でした。Flickrのサイトデザインは今回のサービスリニューアルに伴って大幅に刷新されましたが、僕は、基本的にバックアップ用にクラウドに写真を保存しているというだけの認識なのでWeb上でFlickrのサイトまで行って自分の写真を見ることはほとんどありません。これなら、広告があろうとなかろうと大差ないわけです。(Flickr上の写真整理には、Macのflickeryというソフトを使用しています)

8月20日までにProアカウントを解約した場合、使用期間に応じて払い戻しがあるとのことでしたので、8月13日に解約の手続きをしました。

これから解約する人は少ないかと思いますが、流れを下記しておきます。(途中からしかスクリーンショットを取っていなかったので、初めのほうが抜けていますが…スイマセン)

  1. 自身のアカウントから FREEへ移行する(GO FREEとか書いてあると思います)を選択
  2. PROとfreeのサービス内容を比較する画面が表示されます。→Switch to freeを選択2013-08-13_07h52_19
  3. PROからfreeにスイッチしますという確認画面が表示されます→Downgrade to freeを選択2013-08-13_07h52_31
  4. 手続き完了

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最終の画面で7~10日で返金処理についてのメールが送られます、と書いてありますが、そのメールが届くことはなく、決済をしたカードに手続日の日付で1年分+少しのアカウント料金が返金されていました。返金額は28.76USD。25$より4$ほど多くなっていますが、僕は2012年11月23日から2年分のProアカウント(44.95$)を購入していたので、日割または月割で返金額を計算しているからだと思います。

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対応は人によりけりでしょうが、バックアップ用に使っているだけでしたら、Proアカウントを継続する必要はあまりないかと思います。月々課金のサービスは、金額が少ないほど、いつの間にか払っていることすら忘れてしまいがちなので、こうした機会に検討してみるとよいのではないでしょうか。

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