真庭(岡山県)への小旅行

出張で岡山県へ行く機会があり、翌日を土曜日にあて1日だけの小旅行を楽しんできました。今回は岡山駅でレンタカーを借りて鏡野町で仕事を済ませ、そのまま車で久世(泊)~勝山~湯原温泉~~岡山空港と回ってきました。僕にしては珍しく車での周遊、ドライブも観光も十二分に楽しんできました。

みつばち農園

初日は、鏡野町にある山田養蜂場の経営する「みつばち農園」へ。入園料は不要です。養蜂体験や採蜜体験、ブルーベリー狩り、いちご狩りなどが楽しめます。予約が必要なものや時間が決まっているもの、最少人数があるものが多いので事前にホームページでチェックしてください。

僕は1人でふらりとスーツ姿で行ったので、何も体験はしませんでしたが、たまたま農園でいちばん蜂に詳しい方(スタッフ談)とお話をすることができ、養蜂について教えていただきました。その上、生ローヤルゼリーを舐めさせていただき、お土産として蜂の巣をいただいてきました。ちなみに、ローヤルゼリーは甘くなく、ちょっと酸っぱい味です。

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昔は、ハチミツを取るのにいちいち巣を潰して絞っていたそうですが、今では遠心分離機にかけて蜜だけを取っているのだそう。当然、巣箱の周りにはミツバチがぶんぶん飛んでいますが、ハチの方から刺してくることは滅多になく、僕も防虫ネットなしで巣箱を触らせてもらいました。天気の悪い日が続くとハチもストレスが溜まってイラッとして人を刺すことがあるそうなので、天候によって用心しましょう。

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久世・旧遷喬尋常小学校

鏡野町を出て出雲街道を西へ進み、久世に向かいます。今日はここの大庭屋旅館に泊まります。宿について荷物を預けてから街を散策。この街の名所といえば旧遷喬尋常小学校です。江川三郎八が設計した明治後期の建築物で、その美しい校舎は「ALWAYS 三丁目の夕日」、「火垂るの墓」といった映画やドラマなどでも使用されました。

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現在は国指定の重要文化財に指定されていますが、なんと1990年までは現役の校舎でした。大庭屋旅館のご主人もこの学校に通っていたそうです。ボランティアガイドのおじさん(この方もまた卒業生)がいて、1時間以上かけて熱心に説明をしてくれました。スゴイのは、この岡山の田舎町(失礼)に当時の町予算約3倍もの費用を投じて2年がかりでこのたの豪華な校舎を建てたことです。使われている建材も学校用とは思えない質の良いものでした。

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建物は完全なシンメトリー構造で、2階の中央部分は講堂になっています。昔は校舎の右側と左側で完全に男女が区別されていたそうです。

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さて、学校見学を終え、街をひと通りぶらぶらしたので旅館に戻ります。今夜の宿の大庭屋旅館は、桃太郎が流れてきたという伝説の旭川沿いに建てられており、涼しい風が入ってきます。川と反対側は商店街に面していて、旅館が数軒あるのですが、現在頑張って営業しているのは大庭屋さんくらいのようでした。

↓久世の町と夕暮れの旭川

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↓大庭屋旅館

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客室のある棟はきれいにリフォームされています。ご主人は気さくな方で、ホタルは「まだ見えないですかね~」など伺ったら、いくつかホタルが多い地区の知り合いに電話をかけて状況を聞いてくださったりしました(結局まだ時期が早くてみることはできませんでしたが…)。楽天トラベルでの評価も非常に高くこのエリアではオススメの宿です。

勝山・町並み保存地区

大庭屋旅館で1泊し、翌朝は、まず勝山町並み保存地区に行ってみます。久世から車だと15分くらいで着きます。車を置いて、早速町歩き。このエリアの商店は1軒ずつ違うのれんがかけられています。白壁や格子窓の古い町並みが並ぶ通り沿いには水路があって、江戸時代にタイムスリップした気分になります。

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実は、この勝山という場所を知ったのは、渡邉格さんの『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』という本で、渡邉さんが営む天然酵母のパン屋「タルマーリー」に行ってパンを食べるのが大きな目的だったのですが、残念ながらこの日は臨時休業でパンを買って食べることはできませんでした。

勝山は、のれん街であるメインストリート以外にも、武家屋敷跡やお寺が並ぶエリアなどもあって非常にのんびりできるところです。御前酒という美作の地酒を作っている蔵元「辻本店」にもぜひ足を運んでください。今回は車だったので試飲はできませんでしたが、自分の土産に一升購入してきました。 IMG_8446_RIMG_8451_R

 

神庭の滝

勝山から蒜山方面へ少し行くと日本の滝百選にも選ばれている「神庭の滝」があります。

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高さは110mあり、西日本一の規模だそう。大河ドラマ「武蔵」にも登場している名瀑です。駐車場から滝のビューポイントまでは遊歩道になっており、季節によっては猿も現れます。残念ながら滝の真下までは行けませんが、その迫力は十分楽しめると思います。iPhoneで撮影した動画をyoutubeにUPしたのでご覧ください。

湯原温泉

神庭の滝から国道313号美作街道に戻り北上します。旭川沿いの気持ちのいいドライブをしばらく続けると左側に湯原温泉が現れます。露天風呂番付「西の横綱」に格付けされる名湯で、豊臣五大老の1人宇喜多秀家が母であり、秀吉の側室でもあったおふくの方の湯治場として開いたと言われます。

ここの名物は「砂湯」という川沿いで湧いている露天風呂で、無料で誰でも入れます。底から砂を噴き上げてお湯が湧いている様子が見えるので砂湯と呼ばれるようになったそう。一応混浴となっていますが、まるっきりオープンなので、なかなかここに入る勇気のある女性はいないのではないかと思います。お湯は透明で熱めですが、すぐ隣の川に入って身体を冷やすと気持ちイイです。

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蒜山高原

さらに北上するともう鳥取県に近い蒜山高原に出ます。ハーブガーデンやジャージー牛の牧場などがあり、開放感あふれるところです。また、最近ではB級グルメ「ひるぜん焼きそば」でも有名です。残念ながら時間がなく、車を停めて遊ぶことはできませんでしたが、ドライブを楽しみました。

道の駅「久米の里」

蒜山高原から岡山空港へ帰る途中、中国縦貫自動車道を院庄ICで下りて少し久世方面へ走り、道の駅「久米の里」へ寄りました。ここには知る人ぞ知るモビルスーツMSZ-006「Zガンダム」が展示されています。津山市在住の中元正一さんが設計・制作をした全長7mの二足歩行型有人汎用機械です。単なる巨大模型と違うのは、コクピットに人間が乗って操縦することを前提に設計・制作されており、動力も用意されていることです。そのため、横から見るとかなり脚部分は実際のZガンダムより太く作られています。地球の引力に耐えるにはこれくらい頑丈な脚部が必要なのでしょう。

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残念ながら、現時点では実際に動かすところまではできていないようですが、どこかからスポンサーが現れればそのうち動くZ(ゼータ)を見ることができるかもしれません。なお、この道の駅では(またB級グルメですが)「津山ホルモンうどん」を食べることができます。

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おしまい

久米の里からは岡山空港まで一般道を走って帰りました。石垣島以来の久々のドライブでしたが、車も少なく安心して走ることができました。関東からだとなかなか行きにくいエリアですが、自然・歴史・食事にモビルスーツまで楽しめるところです。今回、僕がしたように大阪方面から新幹線で岡山駅へ入り、空港乗り捨てで飛行機で帰ることもできるので、ぜひ関西の旅に組み込んでみてはいかがでしょうか。今回はタイムズカーレンタルを利用しました。会員登録で20%OFFなので、各社価格検索した中でいちばんお得でした。

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