子どもの写真をソーシャルメディアにアップすることについて考えてみた

今年に入って、こうしたテーマの記事をいくつか見て、読んで、迷うところもあったので少し時間をかけて自分の考えを整理してみました。

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photo credit: Georgie Pauwels via photopin cc

この話題の口火となったのはおそらく3月のLivedoorニュースの記事ではないかと思います。

http://news.livedoor.com/article/detail/8644642/

なぜSNSに我が子の写真をアップしたら危険なのか?写真データの怖さ – ライブドアニュース

この記事は、子どもの写真をSNSにアップすることのリスクをいくつか挙げて警鐘を鳴らすとともに、その軽減策をいくつか例示しています。こうした記事はいいのですが、知恵袋系と言ったらいいんでしょうか?この辺りでのトピにはスゴいテンションで子どもの写真をアップすることに対して「信じられない」「子どもをなんだと思ってんの」的なコメントが並びます。

子どもの写真をアップすることのリスクは、少し前にMore Access! More Fun!で永江一石さんがまとめられていて、(この記事を書いている途中で発見したので、もう書くのやめようかなと思ったのですが、続けることにします)挙げられているリスクの分類、それらについてのご意見の両方にほとんど同意です。

http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=14562

子供の写真をソーシャルに掲載する是非について冷静に考えたい | More Access! More Fun!

 

改めて子どもの写真をSNSにアップすることのリスクを自分の言葉で書いてみました。

  1. 犯罪に巻き込まれるかも
  2. ロリコンに写真加工されてると思うとゾッとする
  3. 写真を晒されるのは子ども自身の意思でないから、大きくなって嫌な思いをさせるかも
  4. よそのガキの写真なんぞ見せられたくないぞ、という人から嫌われるかも

そして、それぞれに対する自分なりの整理は

  1. 犯罪リスク: 世の中に変態がたくさんいることは承知してますが、ウェブで見かけた美少年・美少女に一目惚れして写真の位置情報まで調べてつけ回し、犯罪に及ぶところに至る可能性は、(感覚的なものですが)極々小さいでしょう。それよりリアルの場面で遭遇する人のほうがずっとリスクが高いと考えます。
  2. 画像いじられリスク: 確かに気持ち悪いですが、実害があるかといえばありません。また、アイコラの対象になるのは子どもに限ったことではないでしょう。
  3. 成長してから不快にさせるリスク: 変顔やキワドい画像ばかり世界に晒していたらそりゃ怒るかもしれませんが、(Facebookを友達限定で公開する前提で言えば)普通の写真なら後々のトラブルを心配することはないと考えます。しかし、それが原因でトラブルになるのではなく、その時点で家族の信頼関係が破綻していれば火に注がれる油になることはあるかもしれません。
    また、永江さんがおっしゃるようにFacebookなんか子どもが大きくなる頃には誰も使っていないかもしれません。もっとも、別のSNSが現れてそこに写真をアップしているかもしれませんが…
  4. ガキの写真ウザいと思われるリスク: これは頻度と好みの問題でしょう。毎日毎日SNSに子どもの写真をアップするとそりゃウザいと思われるかもしれませんが、これも永江さんがご指摘のように見る側で対処できる問題なのであまり気にする必要はないと考えます。

というもので、サラリーマンの男親としては、週末どこかに行った先で子どもがいい表情をしていたり、一緒に記念写真を撮ったりという、そういう写真を友人たちとシェアしたいという自然な気持ちをリスクを気にして抑えることはないんじゃないかという結論に達しました。

また、僕の場合、週末に子どもと一緒にいないことはめったにないので、Facebookに何か写真をアップしようと思うとどうしても子どもの写真中心になってしまうという事情もあります。

こうした整理をしたにも関わらず、まだ僕の中でひっかかってしまうのは、リスクが少ないとは理解していても、その行為が原因で自分の子が何らかの犯罪に巻き込まれた場合の後悔はとてつもなく大きなものになるだろうということと、写真をアップする行為のリターンとして考えられることが、(子どもの成長を楽しみにしてくれているごく一部の人へのシェアを除くと)単なる自己満足でしかないからだと思います。

しかし、自己満足の問題になってしまうと、ビジネスツールとして使っている一部の人を別にすれば、SNSをやっていること自体が(意識的か無意識かを別にして)承認欲求、自己顕示欲を満たすためであり、子どもの写真をアップする是非の問題ではなく、SNSをするかしないかの問題になってしまいます。

Facebookのへぇ~

最後に、今回いくつかの関連記事を読んで、初めて知ったFacebookの仕様や機能があったのでご参考として書いておきます。

  • 公式アプリからの投稿では写真のExif情報は自動的に削除される
  • 公開範囲を友達にした場合、その友達がシェアしても写真は表示されない
http://www.cmnet.co.jp/blog/knowledge/post_35.php

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まとめ

SNSの運営側もプライバシーについては厳しい方向に改めてきているようで、Facebookを友達限定公開をすることは、それほど大きいリスクがあるようには思えませんでした。SNSを始めるきっかけは、「友達が使っているから」という場合がほとんどでしょうし、詳しくその機能を調べる必要もないでしょうが、頻繁に使うのであれば、プライバシー設定などの機能を知ってリスク軽減策を考えておくべきでしょう。

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