2018年10月10日追記
4年前に書いた記事のアクセスが急増していたので、何が原因なのだろうかと思っていたところメディアマーカーのサービス終了のお知らせにたどり着きました。こういうことだったのですね。
僕自身は、メディアマーカーからブクログやブクレコ(これも既に終了…)を経て、またメディアマーカーに戻っていたのですが、サービス終了が決まってしまったのであればデータを移行するしかなく、4年前に自分が書いた記事をベースに移行作業をしました。その中で少し気づいたところを加筆修正をいたしました。
以前から読書記録はメディアマーカーでつけていたのですが、2014年11月でiPhoneアプリの提供が終わってしまったのでブクログに移行することにしました。割り切って過去の記録はメディアマーカーで見て、新たに読んだ本からブクログへ、という選択肢もあったのですが、せっかくなら過去から連続した記録にしたいと思いメディアマーカーからエクスポートし、ブクログへインポートする作業を行いました。
結論から言うと、作業は問題なくできましたが、Excelが使えないので思ったより手間取りました。インポート&エクスポートはCSVデータで行うのですが、各項目のデータが「””」ダブルクォーテーションで囲まれていなければならず、ExcelでCSVを扱うとこれが自動的に外れてしまうのです。そのため、僕はAccessを使って作業を行いました。
さっそく手順を書いていきます。
インポート形式の確認
まず、ブクログに登録し、インポートの注意を確認しておきましょう。僕は、まず「インポート」の項目を探すのに四苦八苦してしまいました。右上のプロフィール写真(マイページということでしょうか)部分をクリックし、「登録した本の編集」を選択します。
本の登録・編集という画面になるので、「まとめて登録(ISBN)」を選択し、「CSV登録」のタブを開きます。
メディアマーカーの「設定」-「CSVエクスポート」を選択します。メディアマーカーからエクスポートしたCSVデータをブクログ形式にしなければならないので、その項目や順序を確認しておきましょう。
CSVファイルのサンプルをダウンロードし、テキストエディタで開いて確認します。
各項目が「””」で囲まれています。また、読書状況は「読み終わった、積読…」など定型があることが分かります。最終的にCSVデータをこの形式に加工しなければなりません。
メディアマーカーからエクスポート
では、メディアマーカーに移って「設定」-登録情報の「CSVエクスポート」を選択します。出力項目はブクログ形式に合わせ以下の10項目になります。
アマゾンID特に必要なさそうです- カテゴリ
- ISBN/JAN
- ASIN(アマゾン商品コード)
- 登録日
- タグ
- コメント
- 評価
- 状態
- 読了日
必要項目にチェックを入れてCSV出力します。
CSVデータの加工
エクスポートされたCSVデータをAccessの「外部データ」-「テキストファイル」で取り込みます。「…新しいテーブルにデータソースをインポートする」→OK。
ウィザードが出たら「カンマ区切り」を選択し、次へ。
続いての画面は何も変えず、次へ。インポートのオプションをフィールドごとに指定する画面では、長いレビューがある場合は、該当フィールドのデータ型を「長いテキスト」に変えておかないと途中で文章が切れる可能性があります。
続いての画面では「主キーを設定しない」を選択し、次へ、でインポート完了です。
インポートされたデータを開いて、「状態」の読了→読み終わった など、必要に応じてブクログ形式に合致するよう置換します。カテゴリの項目はブクログのサンプルデータが全て”-“になっていたので、それにあわせておきました。
フィールドの順番もテーブルのデザインビューでブクログ形式に並び替えます。一番アタマに「サービスID」に該当するフィールドを追加します。Amazon.co.jpの場合、データはすべて”1″とします。
この作業を人力で行うと手間なので、Accessを使ったことがある方で、移行する書籍のデータが多い場合は、「更新クエリ」を使って当該フィールドの値をすべて”1″にしてしまいましょう。
ブクログ形式への加工が終わったら、「外部データ」-「テキストファイル」でエクスポートします。エクスポート時のオプションでは、何も選択しないでOKのようです。エクスポートした.txtデータをテキストエディタで開いてブクログのサンプルデータと同じ形式になっているか確認しましょう。問題がなければ、拡張子をtxt→CSVに変更します。
ブクログへインポート
データができたので、ブクログに戻って「CSVファイルをインポート」から加工したファイルを指定し、ブクログ形式でインポートして完了です。僕の場合、幸い何のエラーも出ず一発OKで、すぐ本棚にインポートした本が並びました。
作業にあたっては、以下のサイトを参考にしました。Accessがない方は、こちらで紹介されている「LibraOffice Calc」を使用するとよいみたいです。
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