JALファーストクラスラウンジ体験(2015)

JAL 日本航空

2015年2月7日 JALアフィリエイトプログラム7周年記念キャンペーンに当選し、数度目のJAL見学会に参加してきました。

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今回のプログラムは、羽田空港国際線ファーストクラスラウンジ見学、サクララウンジ スカイビュー見学・試食会、そして整備場での機内見学というものです。毎回、参加するたびにJALスタッフの皆さまが参加者に楽しんでもらおうと、最大限の努力をしてくださるのがじんじん伝わるイベントなのですが、今回も期待を上回る感動体験ができました。ありがとうございます。

さて、今回の記事は写真も多いので3つに分けて上げていきます。回った順番通りに、まずはファーストクラスラウンジです。

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この見学会では、羽田空港国際線ターミナルの制限エリアに入るため、カメラなど持ち込み品についての事前申請があり、当日は空港内の従業員ゾーンで、一般旅客の出国時と同じようなセキュリティチェック(X線・金属探知機による検査)を通って制限エリアに入ります。その際には、自分の氏名が入った特別なパスを身につけました。このあたりは当然撮影禁止なので写真はありません。

エレベーターで4Fに上がったところで、ラウンジのご案内をしてくださる商品サービス企画部の相原様、岩崎様のご挨拶・ご説明があり、「では…」とドアを開けると、そこがファーストクラスラウンジすぐ脇のSTAFF ONLYの出入口でした。このラウンジは昨年8月に「モダンジャパニーズ」と「room to room」というコンセプトの下、リニューアルオープンされた本当に限られた人しか利用することのない贅沢な空間です。

エントランスの自動ドアが開くと、いい香りが広がってきます。JALオリジナルのアロマで朝夕で香りをチェンジしているそうです。

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ラウンジに至るまでの通路では、屏風をイメージした壁の先にラピスラズリのブルーが象徴的な「ひこうき雲」という名の日本を代表する左官技能士である挟土秀平氏の作品が見えています。サクララウンジもそうですが、ラウンジ自体が「アート」として緻密に設計された空間であることを実感するでしょう。
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この作品、左官なので、完成したものを運んでくるのではなく、その場で塗られたものだそうです。

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いよいよラウンジに入ります。

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さて、ファーストクラスラウンジの構成は、中央のダイニングを挟んで2つのラウンジ、さらに右側ラウンジの奥には「RED Suite」というスペースに分かれています。実際に歩いてみると各スペースごとにテイストの違いがはっきりしていて「room to room」というコンセプトがよく表現されていることが分かります。

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全体的には落ち着いた空間になっていてエグゼクティブ感がタップリです。ダイニングルームでは、対面式の鉄板焼きサービスがあり、シェフが朝はパンケーキ、夜はハンバーグを焼いてくれます。普段はお昼すぎの時間帯はサービスがないのですが、特別にハンバーグを焼いていただきました。

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ハンバーグは、黒毛和牛と黒豚の黒×黒の合い挽き。参加者全員一口ずついただきました。焼きたてジューシーで美味しかったです。

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その他にもたくさんの食べ物や飲み物が用意されています。メニューはコチラでご覧いただけます。ちなみに、ドリンク類は機内で提供されるものとはまた違ったラインナップだそう。

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ダイニングルームはタイルのフロアで、それを挟む2つのラウンジはカーペットになっていて、空間の違いを感じさせます。部屋を区切るのが壁ではなく、透かしになっているのがモダンジャパニーズ。

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入って左側のラウンジ奥には、武田双雲氏による世界地図をモチーフにした墨絵があります。「さくら色」と言うオリジナルの墨で書かれた作品です。こちらのラウンジはイス、テーブルがベージュで明るい雰囲気の作りになっています。

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右側のラウンジは、イスが黒系で落ち着いた雰囲気で、井川健氏による翼をイメージした流線型のオブジェが存在感を示しています。

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その奥にあるのが、イギリスの紳士クラブのイメージで作られた大人の空間「RED Suite」です。本やカバンなど旅にまつわるグッズが集められていて、ワクワクしてきます。ライブラリルーム、ギャラリールーム、シャンパンルーム、プレイルームの4つに分かれていて、ここにも「room to room」のコンセプトが見えます。フロアには、コンパスが…

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まずは、ライブラリルームから。その名の通り、旅にまつわる本が置いてある他、ガラスケースには、JALのアーカイブスが展示されています。これは、幻の超音速旅客機ボーイング2707の1/100模型。

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入ってすぐ目をひくのが、シューポリッシュ(靴磨き)のサービスです。イギリスの高級靴メーカー「John Lobb」とのコラボで、John Lobbのライセンスを持った職人が靴を磨いてくれます。このコラボの裏には、実は、JALとJohn Lobbが略称「JL」という隠れたつながりがありました。

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左のギャラリールームは、アンティークのバッグや計器類などが展示されています。バッグは、ご担当の岩崎さんが自らアメリカのアンティーク市に出かけて買い付けてきたそうです。

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右のシャンパンルームは、その名の通りローラン・ペリエのシャンパンをリーデルのグラスで楽しめる他、はせがわ酒店がセレクトした日本酒類もいただくことができます。見学の時間がなくて、シャンパンをほぼ一気飲みしなければならなかったのが心残り…

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上質のシャンパンとグラスだと泡も美しい。

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奥になるのがプレイルーム。チェス盤になったテーブルに、サッカーゲーム。壁紙は世界各国の航路図をフレームに入れて飾ってあります。

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ランプは帽子を模したもの。細部まで凝っています。

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ラウンジというと「くつろぐための空間」というイメージでしたが、この「RED Suite」は、「楽しむための空間」を提供する、今までにないテイストのスペースと言えるでしょう。

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ファーストクラスラウンジは、さすがに利用要件が厳しいので一般人は利用する機会はまずないでしょうが、空港の中にこういうスペースがあることを知ることができて、またこうしてお伝えすることができてよかったです。時間がもう少しあればなぁ…。

※このブログに掲載されている写真は、日本航空株式会社の許可を得ています。



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