遺伝子検査「MYCODE」で病気の発症リスクを調査してみました

coneccのモニターとして、DeNAの「MYCODE」で遺伝子検査をしてみました。2013年にアンジェリーナ・ジョリーが遺伝子検査の結果、医師から「乳がんになる可能性は87%」と告げられ、乳房を切除したというニュースが世界に驚きを与えましたが、その2年後には、(その精度は別にして)自宅で唾液を採取し、郵送するだけでできるようになったというのは驚きです。

結果として、僕の場合、幸いすぐに予防的に外科手術などを検討するような傾向は出なかったので安心していますが、発症リスクが高めに出た病気について予防が可能なものは食生活や飲酒習慣など気をつけるようにしたいと思います。なお、神奈川県民は、MYCODEが「神奈川県未病市場創出促進事業」の販売商品に採択されたため1月31日までの期間限定で40%OFFになります。

検査の流れ

検査キットが届きます。今回、僕が行ったのは「ヘルスケア」という病気と体質に関する全検査(280項目)が入ったパッケージでの検査です。キットに含まれるものは、唾液採取セット、重要事項確認書、遺伝子検査申込書兼同意書の他、説明書類など計8点です。

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キットが届いたら、すぐ唾液を採取して送るというわけではなく、まずはMYCODEのホームページから会員登録、そして検査コード登録を済ませなければなりません。会員登録をすると、仮登録完了のメールが届きますので、記載のURLをクリックして、本登録が完了します。登録完了画面で、「次のページへ」ボタンをクリックして、検査コードの登録を行います。検査コードは、遺伝子検査申込書兼同意書に貼ってあるシールから転記します。

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コードの登録が終われば事前準備は完了です。遺伝子検査申込書兼同意書の記入を済ませたら、いよいよ唾液の採取です。

唾液採取セットのパッケージです。

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開封して、採取容器を取り出します。

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唾液を入れて、ろうとを外してフタをしめたところです。

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これと申込書兼同意書をパッケージ同封の返送用封筒に入れて解析センターへ送付し、検査結果が出るのを待ちます。僕の場合、11月10日に到着のお知らせメールが届き、24日に検査結果が見られるようになりました。検査結果は、MYCODEのホームページ「マイページ」から確認します。

検査結果は?

さて、特に深刻な結果が出なかったので、そのままスクリーンキャプチャを出してしまいますが、デフォルトでは病気の発症リスクが高い順に表示されます。全150項目もあるので、知らない病気がほとんどです。

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僕の場合、「クローン病」の発症リスクが日本人平均の3倍を超えていました。クローン病は、聞き慣れない疾患なのであまりピンとこないのですが、2倍を超えている脳血管性認知症あたりは気になります。肥満や片頭痛、痛風なども平均値を超えているので気をつけないといけないですね。

病名をクリックすると、詳細が表示されます。

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下にスクロールすると、発症の予防・促進につながるとされる要因、あなたの遺伝子情報や疾患の詳しい内容が表示されます。しっかり読めばすごく勉強になります。

なお、パーキンソン病など現時点で予防や治療が困難な疾患数項目については、開封前に同意確認が求められます。

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体質の遺伝的傾向について

病気の発症リスクに加え、もう一つの検査結果が体質についてです。こちらは、当たっているなというものと、違うなというものが混在していました。体質は、遺伝だけで決まるものではなく食生活など様々な後天的な要因も影響するので当然でしょう。例えば、男性型脱毛症のなりやすさは「なりにくい」、飲酒傾向「高い」などはドンピシャですが、身長「高い」は当たっていません。子供の頃牛乳が嫌いだったからでしょうか?

こちらも全122項目とすごい数の結果が表示されるのですが、面白い項目としては、「麦芽の香りを感じ取る能力」(僕は予想通り「低い」かったので、ビールの香りにこだわりません)、「腰のくびれ」「小麦色に日焼けしやすさ」などがありました。子どもの頃に遺伝子検査をしておくと、予防的によい食生活を考えられるきっかけとなり、よいかもしれません。

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アドバイスもあります

検査結果をみて、生活習慣を改めなければ!と思う方は多いと思います。そのためのメニューも用意されていて、(有料ですが)アドバイザーと一緒に生活改善に取り組むためのプログラムがあります。このプログラムには、個別カウンセリングも含まれています。

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まとめ

遺伝子検査を受けてみて、新たな発見がいろいろありましたし、自身の健康に関する意識も高まりました。検査結果項目は、発症リスクと体質を合わせると280にも達し、1日1項目見ても9か月かかる計算です。これだけ詳細な検査が、唾液だけでできる時代になったのだなぁと驚いています。将来的には、保険適用にする、小児検診のメニューに入るなど、将来の病気リスクを考えた生活習慣形成が普通になってくるのかもしれません。

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