だいたい毎年、春と秋のシーズンにハーフマラソンに出走しているのですが、2016年秋は初めて「はだの丹沢 水無川(みなせ)マラソン」に挑戦しました。正直に告白するとトレーニング不足もあって、上り坂で少し歩いてしまいました。きつかったのですが、富士山や丹沢の紅葉を眺めながら走るコースは気持ちがよく、来年も出てみようと思える大会でした。簡単にレポートしてみます。
大会概要
2016年は第12回大会で、12月4日(日)に行われました。ハーフと5kmの部の2つがあり、当日のアナウンスではあわせて3,600人くらいが走ったようです(ハーフ定員は2,500名)。スタートは、渋沢駅から2kmくらいのところにある「秦野カルチャーパーク」で、当日は秦野駅と渋沢駅から無料シャトルバスが運行されています。秦野駅からのバスは5分おきの運行なのでこちらが便利でしょう。ハーフマラソンのスタートは8:45で、制限時間は2時間20分です。
ハーフマラソンのコースは、カルチャーパークを周回してから1㎞弱道路を進んだところで折り返し、ほぼスタート地点で最初の関門である5kmを迎えるというやや変わったものです。道路に入ってからはかなりの区間が上りで高低差は170mくらいあります。丹沢で登山をする人にはおなじみの大倉バス停の奥にある「風の吊り橋」が最高点でここさえ過ぎればあとは4kmほど下って、スタートしたカルチャーパークに戻ってきます。
地図をクリックすると公式サイトのコースマップが開きます。
特徴とお勧め
この大会の特徴は、やはりアップダウンがきついことと、最初の関門である5kmの制限が30分と早めであることでしょう。5km制限が30分ということは、キロ6分でコンスタントに走れないとスタートすぐにオーバーペースになって、5km過ぎから断続的に続く上り坂がかなり厳しくなると思います。最初の上り坂を越えた8kmあたりで富士山がドーンと現れるので気持ちが高まります。
参加登録後は、ハガキの案内が届くだけで計測チップは当日の受付で受け取ります。受付は番号ゾーン別に10くらいに分けられていたので、待ち時間はほとんどありませんでした。Tシャツなど、参加賞はスタート前に受付でもらえます。
また、参加賞としてTシャツのほかに、不二家秦野工場で作られたお菓子セット、おそうじセットがもらえました。ゴール後は、豚汁が振る舞われます。
カルチャーパークから10分弱歩いたところに、人工温泉「湯花楽」があって、マラソン後の疲れを癒すには最高です。グルーポンでよく割引が出ているのでチェックしてみてください。なお、当然ランナーで混み合いますので、ゴールしたらなるべく早く行きましょう。
結果と反省
今回はホントに上りがきつく、歩いてしまったのですが、後半はほぼ下り一辺倒だったため、いつものバテバテ状態にはならず急なペースダウンは避けられました。そのため、きついコースの割にタイムは思いのほかよく自己ベスト+8分の1時間51分30秒でゴールすることができました。
Apple Watchだけでマラソンをする際の注意点
個人的に今回の反省点として真っ先に挙げられるのが、iPhoneのケーブルを忘れたことでした。予備バッテリーはしっかり持ってきたのに、ケーブルを忘れるという失態をやらかしてしまいました。
iPhoneを使って走るとバッテリーが持たず、上記の温泉「湯花楽」のクーポンを提示できなくなる恐れがあったので、初めてApple WatchでNike Running Club+アプリを使ってレースの記録をとることにしました。いつもはつらい時に聞く音楽パワーを借りることもできませんでしたが、至る所で沿道の声援があったので何とかリタイヤは思いとどまりました。
さて、Apple Watchでレースに出る際の注意点は、パスワードロックを解除しておくことです!今回のレースでは、スタートと同時にアプリをスタートさせ、初めの5kmあたりまでは、ほぼ沿道にあるキロポストと同時に○km通過○分○秒とアナウンスがあったのですが、いつの間にかそれがなくなってしまいました。少し、スローダウンできそうなところでWatchを見てみると、やはりロックがかかっていました。ロックがかかっているとGPSのログも止まってしまうようで、ロックを解除して再開してもその間の記録は通算されず、10km付近を走っているのに7.5kmと表示されていました。
それ以外は問題なく、Aapple Watchで記録がとれていました。iPhoneのNike Running Club+と初めは同期されなかったのですが、WatchのNRC+アプリを一度削除し再インストールすることで上記マップのように後からアプリやPC上で確認できるようになりました。ただし、Watchに高度計がないため高低差の記録はとれませんでした。
なお、Apple Watch用のスポーツバンドはサードパーティ製で安価なモノがたくさんあるので、ウーブンナイロンなど汗を吸う素材のバンドを使用している方は早めにシリコンバンドに換えたほうがよいでしょう。
まとめ
上り坂がきついですが、景色もよいし、後半は下りなので気分的には楽に走れるコースです。参加費も4,000円と比較的リーズナブルで、地元の声援もたくさんいただけるし、気持ちのいい大会でした。秋遅め~初冬で神奈川県内のハーフマラソンをお考えの方にはオススメします。
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