川崎 怪獣酒場は「怪獣愛」にあふれたお店でした

僕ら家族は、息子が生まれてから2歳の冬まで川崎市川崎区に住んでいたのですが、息子の喘息発作が続いたため、もう少し空気のよいところへ引っ越すことにして横浜市に転居をしました。
川崎にいた頃にオープンして、それ以来気になっていたお店が「怪獣酒場」です。いったんクローズしたのですが、2015年に「帰ってきた怪獣酒場」としてリニューアルオープンし、その後、再び「怪獣酒場」に名前が戻りました。
昨年のJRウルトラマンスタンプラリーとAmazonプライムビデオでウルトラシリーズが公開されたことで息子もすっかりウルトラマン好きになり、ついに家族と一緒に行く日がやってきました。

アクセスとイベント

場所は川崎駅西口地下街アゼリアから直結のNOF川崎東口ビルB1階にあります。怪獣酒場公式サイトのインフォメーションにイベントの案内が出て、その中に怪獣がお店に登場する日が書いてありますのでせっかく行くなら怪獣や宇宙人が現れる日に行ってみることをオススメします(ただし、混雑は覚悟してください…)。

怪獣をあしらったメニュー

メニューの目玉は、怪獣や宇宙人の特徴を生かしたスペシャルメニューです。ソーセージを竜のように巻いた「出現!宇宙竜ナース」やバルタン星人のハサミ型の器に入った「バルタン星人のおもてなし」、大海老を2尾使った「グドンのおススメ!ツインテールフライ」など9種類(2017年2月現在)が用意されています。ちなみに「バードンの炎」は、バードンの頭型カバーをつけた火炎バーナーで料理を炙るものでした。

「バルタン星人のスペシャル海鮮サラダ」です。
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こちらは「スカイドンのタンドリーライスカレー」

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なお、その他のメニューにも怪獣や宇宙人の名を模していますが、特にその怪獣をイメージして作られたものではありません。

生ビールのジョッキは怪獣酒場オリジナルで、販売もされています。なかなかダジャレがきいて凝っています。↓はウルトラマンかと思いきや、ザラブ星人が変身したにせウルトラマンでした。
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こちらはペスタージョッキ。

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店内の様子

土曜日は15:30、日曜は14時開店です。予約をしておこうと電話をしたところ、土日祝の予約は5名以上しか受け付けていないとのことだったので、開店30分前に行ってみましたが、既に20組以上は並んでいてオープン時点での入店はムリという状況でした。帰りも同じくらいの列ができていたので、(星人が来る予定になっていた日だからかもしれませんが)土日はかなり混むようです。とはいえ、2時間制で回転していくので、待ち時間はマックス2時間と考えてよいでしょう。
さて、お店に入ると、まずは光るゼットンが迎えてくれます。
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反対側にはジャミラの「真実の口」があって、地球防衛隊員がスパイとして店内に忍び込むのを防いでいます。中に入っていくと、怪獣グッズを扱うコーナー、座敷、カウンター席に半個室という構成で「作戦計画室」「怪獣無法地帯」など”らしい”名前がつけられています。

もちろん店内にはたくさんの怪獣グッズや実際に撮影に使われた隊員ヘルメットや特撮用の模型が展示されています。壁には数々のウルトラマンとの戦い名場面が飾られ、モニターでも繰り返しウルトラマンDVDが再生されています。各席ごとに展示内容が違うので、何度も通ってしまうのでしょう。

MACのモロボシ・ダン隊長が使った杖
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よく見ると、ガッツ星人が隠れています。
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店員さんを呼ぶブザーはカラータイマー

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ウルトラ警備隊の展示

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ウルトラ5兄弟ブロンズ像(Made By ヒッポリト星人)

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怪獣愛にあふれた常連さんとスタッフ

行ってみて、常連さんが多いのに驚きました。漏れ聞こえてくる会話はマニアそのもの、スタッフとも顔なじみです。さすが放送50年を超えるウルトラシリーズ、ファンの数が半端ないです。
では、マニア向けの店で入りづらい雰囲気かというと全くそんなことはなく、スタッフの方はフレンドリーで、外に並んでいるときも毛布を貸してくれたり、宇宙人や怪獣が来たときには行列のところまで連れてきてくれたりとよく気配りをしてくれました。子どもにも優しく接してもらいました。

誕生月の特典

誕生月の人だけが入ることができる小部屋があります。僕が行ったときはメフィラス星人の「要望の部屋」でしたが、2017年3月にリニューアルの予定があり、別の部屋になるそうです。
なお、同伴者はその部屋に入ることができませんが、扉を開けて外から記念写真を撮ることができます。
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怪獣・宇宙人がやってくる

怪獣酒場の店長はバルタン星人ということになっていますが、めったに出勤はしないようです。イベントのところで触れたように予告された日にだけ怪獣・宇宙人(もちろんサイズは人間並み)が現れて、各テーブルを回って握手や記念撮影に応じてくれます。
僕らが行った日は「イカルス星人」でした。マニアの常連さんは、怪獣の様子を見て数パターンある着ぐるみのうち、どういう場面で使われたのものか言い当てていました。

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まとめ

見て楽しみだけでなく、怪獣をプリントした箸置きが持ち帰りできたり、食べ物や飲み物をオーダーするたびに様々な怪獣・宇宙人のプロフィールが書かれたコースターがプレゼントされたりと、マニア心をくすぐる仕掛けが満載のお店です。当然普通の居酒屋よりは割高ですが一度だけでなく、また来たいと思わせるファンサービスがあります。
ウルトラシリーズのファンでしたら、一度は話のネタにでも行ってみることをオススメします。誕生月で、怪獣が現れる日に行くのがベストです。

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