MS TeamsでEnterキーでチャットを送信しないようにする設定

PC、IT

職場のチャットツールにMicrosoft Teamsを使用していますが、改行のつもりでEnterキーを押してメッセージ作成途中で送信してしまうことが多いので、Shift+Enterで送信に変更をする方法がないか調べてみました。

メッセージ左下の「書式」ボタンを押して「作成ボックス」を開いてからメッセージを作成すると、Enterでは改行されず、文字を太くしたり、下線を引くなどHTMLと同様の装飾ができるので、作成ボックスを展開してからメッセージを打つのを基本にしようと、「作成ボックス」を開くショートカット [Ctrl + Shift + X]を覚えて使っていました。

しかし、これにも問題点がありました。ショートカット [Ctrl + Shift + X]を押すつもりが、Xキーの隣にある「C」を押してしまうのです。[Ctrl + Shift + C]には、音声通話を開始する、というショートカットが設定されているのが非常にやっかいで、数回意図せずTeamsで電話をかけてしまいました。

Teamsのショートカットキー設定を変更できればよいのですが、Teams自体にはそうした機能がないため、面倒でもメッセージ左下の書式ボタンをマウスでクリックしないといけないか、と諦めかけた時、ひらめいたのが、Microsoft純正ツール Power Toys の Keyboard Manager 機能でした。

Power Toysでのショートカット設定変更

  1. Power Toysをインストールします。
    インストール方法はいくつかありますが、Microsoft Storeからダウンロードするのがいちばん簡単でしょう。
  2. Power Toysを起動し、左サイドバーのメニューから Keyboard Manager をクリックして、「設定を開く」ボタンをクリックします。
  3. 「Keyboard Manager を有効化する」をONにします。
  4. ショートカット項目の右端「ショートカットの再マップ」をクリックしてウィンドウを出します。
  5. 「直接入力」に作りたいショートカットを(僕はCtrl+Aにしました)、「マップ先」には既定のショートカット [Ctrl + Shift + X]をプルダウンから選択します。ターゲットアプリに「teams.exe」を入力し、右上のOKを選択します。
  6. Teamsを再起動すると、「Ctrl+A」で作成ボックスが開くようになりました。

作成ボックスを使わずに、Enterキー一発ではなく、[Shift+Enter]でメッセージ送信にしたければ、同様に「ショートカットの再マップ」から 直接入力:[Shift+Enter]、マップ先:Enter にすればOKです。

1日何度も使うアプリだけに、地味なショートカット変更が有効でした。

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