いろんな国を旅してよかったと思うことの1つに、海外発信のニュースを見たとき行ったことある場所だと、事件をイメージしやすいということがある。
さて、最近そんな思いで見たのが、(ちょっと前になるが)カンボジア シエムリアプでの「小学校立てこもり事件」。身代金1000ドルというのを聞いて、そういえばシエムリアプのローカル食堂で食べたご飯は30円くらいだったなとなどと思い出していた。
日本のメディアは「人質に日本人なし」が判明した瞬間にビッグニュースから一般ニュースへ格下げしてしまい、事件の経過についてはあまり報道されなかったように思う(犯人グループは捕まったものの残念ながら2歳になるカナダの少年が犠牲になってしまった)。
で、ここに載せるにあたって、ちょっと記事をググってみたら
思いもよらない方向にいってしまった。
それが韓国における情報規制なのだ。といっても中国のような国家主導の検閲ではなく、マスコミの自己規制みたいだが…。
いくつかのブログから読みとると…
この事件を起こした犯人グループの1人はシエムリアプの韓国レストランにドライバーとして勤めており、子供を学校に送るのが遅れたという理由で雇い主の韓国人から暴力をうけた。そして、その恨みから友人らと韓国人オーナーの子供を誘拐(または殺害)することを目的として学校に押し入ったが、ターゲットの子供がその建物にいなかったことから人質をとって立てこもることにした。当初の要求は1000ドルと逃走用のバンだったが、後で30000ドルと武器、バンに上がった。警察がその要求を断ったため、カナダの幼児が頭を撃たれて殺された。そして、8時間の立てこもりの後、武装した警察と軍隊が突撃、犯人グループは数人の子供を人質にバンで逃走しようとしたが捕まった。
さらに、犯人グループはシエムリアプの警察で記者達の前でボコボコにされた。
といった内容だった。
犯行の動機については韓国メディアは全く報じなかったようで、日本のメディアのそれに同調したように深追いしなかった。
韓国のメディアにもやっぱり報道の規制というものがあるのか〜と知った一件でした。そして、日本のメディアの韓国に対する遠慮も見てとれる。ま、日韓問題がデリケートな時期という配慮があったのかも知れないが、やっぱり事実を報道すべきだと思う。情報規制は「井の中の蛙」を作ってしまうだけだと思うのだが…[:ふぅ〜ん:]
以下ソースに使わせていただいたサイトです。
・僕が僕であるために
・カンボジア・プノンペン飲みある記
・モンスーン・アジアのあっしの舟
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