アリ(阿里)行きの算段を立てるため情報収集に走る。
webに最近載っていた情報ではラサ〜アリ間の町が外国人に開放されたということだったので、まず朝イチで公安へ行ってアリまでの開放状況を確認。しかし、開放されたのはラツェだけらしく、そこから先、アリへ向かうならラサに行って軍の許可を取ってこいとのこと。また、アリへ向かう前にサキャに寄りたかったので、パーミットを頼むと、FIT経由で書類を提出するようにとの指示。そこで、FITに行くと書類は用意するがトータル150元かかるという[:びっくり:]
ガイドブックによると、公安で直接パーミットの申請ができる(50元)よう書いてあるのだが、いつからシステムが変わったのだろうか?さすがに150元も払ってパーミットを取る気もないので、サキャにはパーミットなしで行ってみることにする[:マル秘:]
で、次は懸念のアリ行きを考える。去年、ネパール国境に抜けるときランクルを手配した店に行くと、ちょうどアリ行バスが停まっていた。早速、アリ行のバスを探していると聞くと「あるぞ」との返事。お、意外と簡単じゃん。その店のおっちゃん曰く、現在アリまでのルートは外国人にも開放されているから問題ないという(ホンマかいな?)。そしてお値段は…
1000元!
高すぎというと900元になったが…。まぁ、これしかなければ仕方ないかという金額だろう。今日は行かないからまた来週、と言ってこの店を出る。
数軒隣に同じような店があったので、ここでまたアリ行バスを聞くと700〜750元との返事。ここで決めようかな。念のため外国人でも大丈夫かと聞くと、パスポートを見せろと言われる。で、なにやら相談した後、公安に行って証明書を取って来いと言う。もう公安には行ったが、証明書はラサでないと出せないと言われた旨答えると、テンジンホテルのオーナーが証明書を手配できるからそこへ行くようにと勝手にタクシーを呼ばれてしまった。
しかたないので、その足でテンジンホテルへ行くがオーナーは不在。また後で来いと言われる。しかし、公安が出せないという証明書を宿のオーナーが出せるという話自体胡散臭いんだよなぁ。一体誰の言ってることが正しいのか…中国(特にチベット)旅行はこの手の曖昧な情報だらけで、いつも振り回される。ま、これも旅の一部分と割り切って動くしかないのだろう。
午後、食事を取ってからシガツェの城跡に登ってみる。ここは完全に廃墟(中国軍に破壊された)だが、タルチョがたくさん張られていてチベット人にとってはまだ信仰の対象であることが分かる。
登ってみると、予想通りシガツェの町が一望できるいい眺め。ここでしばらくのんびりしてから、山の中腹を横切ってタシルンポ寺へ向かうコルラ道を歩いてみる。本来の右回りコルラと反対なので、多くの人とすれ違う。やはりばあちゃんが多い。
意外とフレンドリーで、チベット語で挨拶すると、ちゃんと笑顔で返してくれる人も多かった。一言でも会話ができると気分がいいもんだ。
しわくちゃのばあちゃん達を見てると、チベット人の寿命はかなり長いように思える。やはり、毎日マニ車を回してお参りに行く習慣が健康、長寿の秘訣なのだろうか。
本日の1曲 Bon Jovi「Keep The Faith」
↓シガツェ城跡
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