Day68 ウイグル人の町

カシュガル行バスの始発は9時というので、8時半に宿を出てバスの様子を見に行くが30分後に出発するようには見えない。バスターミナルを出たところでなかなかよさそうな乗用車がカシュガル行の白タクをしており、あと一人で出発という状態だったのでバスよりだいぶ高い(50元)がこれに乗っていくことにする。とにかく日曜バザールを見るのが第一、多少の出費には目をつぶろう[:汗:]
車は僕が乗るとすぐ出発し、幹線道路に出ると時速100km走行。舗装道路を普通の乗用車で走るというのは素晴らしい(笑)。ビュンビュンと過ぎていく車窓に感動すら覚えてしまう。乗用車はほとんどスピードを緩めることなく快走し、どんどんロバ車やラクダ車を抜かしていく。このあたりのラクダはみな2コブだ。カシュガルが近づくとバザールへ向かうらしいロバ車の数が増えていく。市街地に入ると久々に見る信号や片側2車線の道路が新鮮。感覚がすっかり田舎者チベタンになっている[:たらーっ:]
250kmを約3時間で走り、11時40分にカシュガル到着。しかし、実際ここで使われているのは北京時間−2時間の新疆時間なので実質的にはまだ10時前。バザールを見るには十分の時間だ。宿探しに時間をかけられないのでバスターミナル近くの宿にチェックイン。カシュガルの標高は1300m、チベット高原から3000mくらい下がってきたので単純計算しても18度の温度差、さすがに暑い[:汗:]
一休みしてさっそく日曜バザールへ出かける。バザールエリア近くでは道路沿いに露天がずっと並んでいる。4年前の記憶が何となく甦るが、以前はもっと家畜がたくさん売られていたような気がする。まずは野菜や果物などを売るエリアを一回り。周辺農民の主な交通手段であるロバを停めておく駐車場ならぬ「駐ロバ場」が面白い。スイカやメロンなど買いたいのはやまやまだが、一人で食べるにはあまりにも大きすぎる。
露天の野菜エリアからアーケードのバザールに入る。ここでは広大な敷地内で衣料品やカーペット、ウイグルナイフなどの民芸品が品物別にエリアが分けて売られている。白人観光客も多い。個人的にウイグルナイフは数多くの土産物の中で世界一気に入っているものだ。荷物が大きいので旅の途中では滅多に土産物を買うことはないのだが、ここでは荷物の一部を日本へ送るつもりでもあるので何本か購入することにする。以前買ったときにいい品の見分け方を簡単に聞いたのでよさそうなものを選んで交渉。言い値70元が30元に、130元が50元にまで値切れた。かなり下げられるもんだ。というか、相当吹っかけてるな…[:ムニョムニョ:]
買ったナイフを腰に下げ、写真を撮りながら食堂街などを歩き回る。何箇所か記憶に残っている場所があった。ラグマンをうつ職人は見ていて面白い。日本に連れて行ってラグマン屋を開きたいと真剣に思った。成功率はかなり高いと思うのだが…[:グッド:]
4時間くらいかけてバザールを見て回り、旧市街を通って宿へ戻る。汗をかいたので久しぶりにシャワー。仕切りしかないニーハオシャワーだったが、幸い他には誰もいなかった。それから洗濯を済ませ、一息ついてから買物&CD-R探しに出かける。近くのスーパーでビールやパキスタン土産用の酒など購入。やはりチベットよりだいぶ安い。部屋に戻って久々に冷えたビールを飲んでチベット旅行の終了を一人乾杯[:ビール:]

そういえば、今日日本では選挙、そして911事件の日だ。犠牲者に黙祷[:ふぅ〜ん:]

本日の1曲 田原俊彦「哀愁でいと」

↓麺をうつラグマン職人

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