Day120 関心が薄れている…

昨日手配できなかったトラクターがきたので、朝さっそくテント村へ行き敷地を整地してもらう。あわせて、草の根っこを抜いてじゃまな草を燃やす作業を地元の人たちに頼んでいったんオフィスに戻る。今日は日差しが強くて、とても作業が終わるまで見ていることはできない[:たらーっ:]
しばらくするとアフガンのカブール事務所からスタッフの一人が戻ってきた。思っていたほど治安の悪化はなかったが、カブールは建設ラッシュで新しいビルがどんどん建っているという話だ。しかもそのビルの持ち主はハザラや北部同盟など反米勢力の幹部らしい。そういった勢力に資金が集まっていることを端的に示していて、今後反米の外国勢力と結びついたりしたらまた戦争になる可能性も否定できないと言う。この国に平和が訪れる日は来ないのだろうか[:ポロリ:]
NWAのウェブサイトは緊急援助が一息ついて、ようやくその際の写真などを載せた地震緊急特集ページができたところだ。また、被災地や被災者の写真をたくさん収録したCD-Rも完成し、展示会用に貸出しもできるようになった。しかし、なかなかアクセスが増えない[:困惑:]
地震直後の出張支援のため手一杯でウェブサイトの更新やメールの返信もできない状態だった頃は相当数のアクセスがあったのに、ようやく落ち着いてウェブの更新ができるようになったらもう日本での関心はすっかり冷めてしまったようだ。今もこの地震と被災者支援について関心を持っているのはもともと災害支援やパキスタンに興味がある一部の人たちだけなのだろう。これからテント村を開設するにあたって膨大な資金が必要になるのだが…先行きが不安になる[:ふぅ〜ん:]

冬を迎え、被災者には更なる援助が必要なこと、NWAがテント村プロジェクトを進めるための資金を必要としていることを一人でも多くの方にお伝えいただきたくこのBlogをご覧いただいている方にお願いいたします。

昼食中、デリーで起こった爆弾事件の話になり、近日中にラホールかカラチあたりで報復があるだろう、印パ間では何度となくこんなことが繰り返されてきたと聞いた。しかし、一方で印パの関係が友好化してしまうと両国とも国内が不安定(下手すると内戦状態)になるので、お互いに仮想敵国として緊張を維持しているという内幕もあるらしい。仮想敵国を作って軍事的な緊張状態を維持することで内政を安定させるという手法は今でも使われているんだなぁ。問題は防衛費か…

本日の1曲 U2「If God Will Send His Angels」

↓トラクターで整地作業

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