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Day149 在日外国人の人権

9時頃テント村現場へ出かける。着いてみるとコンテナ倉庫にたくさんの食糧が入っていた。昨日留守番していたスタッフに話を聞いてみると、スタッフの友人からの寄付だという。ちょうど買わなければいけないものばかりだったのですごく助かった[:モグモグ:]
このプロジェクトが始まって本当に大勢の方々から直接、間接に支援をいただいている。それらの支援のおかげで何とか作業が進められてきた。その気持ちを汲んで被災者に最大限還元させていくのがこれからの僕の使命なのだと思う。
2日程で終わると言われ掘り始めたボーリング作業ももう12日目。何とか終わりが見えてきたようだ。そして、電気設置工事がようやく開始。施設面ではほぼ完成に近づいてきた。あとは明日にも来るはずの被災者家族を受け入れられるよう準備をしておかなければならない。

これから先は別の話題。

広島の小学生殺人事件の犯人が逮捕された。一連のサイコ的な少年犯罪にまた新たなページが加わるのかと思ったら、意外なことに外国人による犯行だった[:ポロリ:]
単一民族社会であるためか、日本という国は日本人と非日本人の区別がものすごくはっきりしている。(昔から疑問には感じていたが)海外で事件が起こると必ず「この事件による邦人被害者は…」というフレーズが入り、日本人が巻き込まれるだけで事件性がドドーンとでかくなるのはこの国の特性ではないかと思う。
さて、今回の事件報道では(NHKインターナショナルを見ていた方から聞いた話だが)犯人の関係者に関し、ペルーの両親にはじまり、日本にいる兄弟まで顔を映してインタビュー映像を流していたという。日本人の犯行だったら絶対両親や兄弟の顔などテレビで流すことはしないだろう。メディアはきっとインタビューに際しては本人の許可も取って(さらに相当額の謝礼も払って)おり、正当な取材だというのだろうが、この非日本人に対する偏見や差別が根強く残る国で日本在住の兄弟の映像など出したら彼らがひどい迫害にあい、職も失うであろうことは目に見えている。そんなことは百も承知ながら売れればいいからやっているのだ。きっとペルー人憎し、在日外国人は危険だという感情を煽るような報道もたくさんされていることだろう[:困惑:]
こういうところが日本のイヤなところだ。本来なら差別に対して批判すべき立場であるメディアが外国人の人権を軽視し、売れればいいという感覚でいるのは非常に危険なことだと思う。視聴者、読者がそういった報道を批判していくことでメディアの暴走状態に歯止めをかけなければならないといった思いを強くした事件だった。

本日の1曲 Arcadia「El Diablo」

↓バラコットの町ではまだ遺体が掘り出されていた

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