Day235 洪水状態

昨夜から[:雨:]が降ったりやんだりの状態が続いていたが、今朝になってもまだ雨がぱらついていた。小雨の中9時頃テント村に到着。既に水はけの悪い赤土は水たまりだらけになっていた。
いつものように一通り巡回をし、昨日具合が悪かった人などをチェック。そうこうしているうちに雨が強くなってきたので、支援物資の衣類から蛍光色のポンチョ見つけ着込む。予想通りド派手な色に住民の視線が集中、笑い声が聞こえる。パキスタン人はこんなものは着ないだろう。支援物資でだいぶ古着をいただいたが、スカートなどこちらでは誰も着ないものも多い。そういったものまで被災地へ送られてしまうと、結局ゴミの山を作ることになる[:ふぅ〜ん:]
雨だと日雇い仕事が中止になるのかいつもよりも男の姿が目立つ。10頃学校が終わり、またテレビを見たいというリクエストを受ける。何か特別なプログラムがあるのか?と聞いても、ただ娯楽のためというので即、却下。次はミシンを自分のテント内で使いたいというリクエスト。これも、いつもの縫製用テントが一部濡れているというだけの理由。甘えるのもいい加減にしろと言いたくなる。ローカルスタッフも(住民が)初めの頃とだいぶ変わってしまった、今では頼めばモノをもらえるのが当たり前と思っていると嘆いていた[:ポロリ:]
11時頃から雨がだいぶ激しくなってくる。こうなると皆テントに入って茶を飲んだり、ぼへーっと寝転がって過ごすだけ。そんな状況なので、歩いているとお茶のお誘いをいくつも受けてしまうのだが、この甘ったるいミルクティーを立て続けに3杯も飲むと後で胃の具合が悪くなる[:ムニョムニョ:]
オフィステントにも水が入りだし、水が抜けるように改めて排水溝を掘りなおす。巡回してみると、いくつかのテントでフライ下に掘った溝が既にあふれつつあった。テントを城に例えると水濠に囲まれているような状態だ。早速水路を作って水を抜くように指示。そんな状況でも外に出て水を箒で掃きだしているのは女子供ばかりで外に出て溝を掘っている男は2人ほどしかいない。本当に働かない、全くいらいらする連中だ。ローカルスタッフから指示を出し、男どもを動かす。
こんな天気では消毒などの活動もできないので後をローカルスタッフに任せ1時頃オフィスに戻る。

本日の1曲 Billy Joel「All About Soul」

↓あっという間に洪水状態

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