地震と日本

先日の新潟での地震。震度6強という揺れ、倒壊した家が1000軒近くある中で死者10名というのは(亡くなった方および遺族には失礼だが)最小限に近い数字なのではないだろうか、都市の規模、発生した時間帯にもよるが、3年前の中越地震では67人、阪神淡路大震災では6000人以上がなくなっていることを考えると、日本の地震対策は着実に成果をあげているといっていいと思う。
実は私、中越地震の時は日本におらず…今、日記を見てみると雲南省の麗江に滞在していたらしい。数日後、ネットにつないだときYahoo!のトピックスに中越激震と書いてあるのを見て中越典子が不倫現場を撮られたりしたのかなぁと思いつつページクリックしたことを思い出す。
中越激震について改めてwikiで調べてみるとミスチルが1000万、仲間由紀恵さんが100万寄付したとかそんなデータまで載っている。しかし、こういうのでニュースになるともう次から次へと寄付してくださいってリクエストが殺到するんだろうなぁ…

さて、私にとって地震と言えば半年近く現地で被災者と過ごしたパキスタン北部大地震の存在が圧倒的に大きいのだが、日本はもちろんパキスタン国内でもすっかり過去の話になってしまっているようだ。再度データをあげると、阪神淡路大震災以上の推定震度7.6、死者7万人超というすさまじい被害だった。しかも、朝に起きた地震で、本来強固にできているはずの学校が壊れ、多くの子供たちがその下敷きとなって命を失うという、地震への無策さが生んだ人災的な側面もあった[:ポロリ:]

日本人は避けられないと分かって(信じて)いるから、教育もするし、災害時のダメージを抑えるためにお金をかけて耐震設計の家を建てたり、地震保険に加入してリスクの軽減をするが、地震がたまにしか起きない国はどうしても危機意識が乏しくいざ発生したときの被災規模が大きくなってしまう。
自分自身、先日バルト三国の青年たちと本所防災館に行って地震体験をしてきたのだが、やはり日本人と外国人では感じ方が違うなぁと思わざるをえなかった。
地震大国日本は、自国の地震対策だけでなく、対岸の火事ならぬ「外国の地震」と無関心を決められないような情報発信、そして耐震教育、建築技術等の提供もしていかなければならないのだろう。

↓地震体験をする外国青年たち



本日の1曲 MONKEY MAJIK「ガンダーラ」

コメント