西会津雪国体験ツアー(Day2)

木造校舎でなつかし雪国ツアー」の2日目。昨夜の酒が少し残っていて頭が重い。さっそく朝風呂に入って酒を抜くとしよう。サウナがまだ暑くなってなかったのが残念だが、だいぶスッキリした。窓の外は、当然一面の雪景色。写真を何枚か撮ってから荷造りをして朝食へ。昨夜一緒に飲んでいたメンバーの話では、最後は2時頃お開きになったそうだ。そこまで付き合っていたら間違いなく二日酔いだっただろう。


食後、チェックアウトしてからバスで山の方にある小清水集落へ移動。雪はかなり激しく降っていて凍った山道を走るバスに冷や冷やする。途中でスリップしてタイヤがつぶれ道端に放棄された車を見かける。やっぱり雪道は怖い。


小清水はさらにすごい積雪で、バス停の標識が辛うじて見えている程度。畑などは一面新雪で「北の国から」の1シーンを見ているようだ。さて、ここでは、寺前自然塾を主催されている長谷沼さんのお宅を訪問し、囲炉裏のある民家で昔ながらの雪かきのやり方などをひと通り伺って、実際に雪かき体験をする。僕は一度雪かきをしてみたかったので、一番に手を上げて屋根に登ってコツを聞きながらスコップでせっせと雪かきを開始。


しかし、10分も経つと…手がしびれてきた。


雪がこんなに重たいものとは思わなかった。上のほうはよいが、下の方は密度が高く、かなり大変。雪かきって本当に労働だなぁ。雪国の暮らしを見るだけでなく、話を聞き、体験できるというのがこのツアーのよいところ。格安ツアーが蔓延っている中、こういうものが増えてくることを願う。

さて、15分くらいで屋根から下りて、再び部屋に戻って甘酒などをいただく。昨日からいろいろ美味しいものをいただいているが、一番美味いと思うのはやはり山菜の漬物。いくらでも食べられる。もち米と麹だけで作られた甘酒もこってり度が市販のものと段違いで、皆さん「こりゃウマイ」とおかわりをしていた。




長谷沼さんに別れを告げて野沢に戻り、道の駅「よりっせ」でしばらく買物タイム。漬物類などお土産を購入。さすがに酒はもういいや。買物の後は、西会津雪国まつりの会場へ移動。相変わらず天気はよくなかったが、町の一大イベントだけあって大勢会場に集まっている。名物の桐ゲタ飛ばし大会を開催していたので、参加したかったのだがもう当日エントリーも締め切られていた。残念。桐ゲタ飛ばしの日本記録はなんと25m超!この雪でツルツルの足場でプールの向こう側まで下駄を飛ばすとは信じ難い。




桐ゲタ飛ばし以外にも、雪合戦などのイベントが行われるのだが、その時間まではいられない。会場では、子どもはソリで遊んだり、スノーモービル体験をして楽しんでいる。そして、少し下がったところにある駐車場には多くの出店が出ていて、縁日となっている。昨日から、ラーメン、そばを食べたので、今日は焼きそばを頼んでみた。

しかし、寒いところで食べる焼きそばは、食べているうちにどんどん冷たくなってしまうことが発覚。こういうところでは汁物を選んでささっと食べてしまうに限る。


13:30集合場所に戻って、ここで雪国体験ツアーは終了。スタッフの皆さん、お世話になりました。バスで一路東京へ向かう。しかし、西会津インターから磐越道に入って10分も走らないうちに車がピタっと止まってしまう。先の方ではあきらめてUターンする車も!何が起こったのか分からなかったのだが、しばらくiPhoneで情報を探してると、故障車が立ち往生しており、上下線とも既に通行止め、だということが判明。よく考えると、高速道路で1車線というのは自力で車が動けないような故障や事故が起こった場合、上下線とも通行止めにしないと対処しようがないわけだ。そりゃ不便だよなぁ。

結局1時間近くこの渋滞に巻き込まれムダな時間を過ごす。この後はほぼ順調に流れ、19時過ぎに上野に帰ってきた。充実した2日間だった。

本日の1曲 Sarah Mclachlan「Fallen」

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